暁 〜小説投稿サイト〜
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Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
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ASを拘束していった。

(バインドは通用するんだな。地上本部の敷地内を肉片で埋めるわけにもいかねぇし、今はそれで良いか)

あたしは空からフリーゲンを打ち放ってさらにLASを吹っ飛ばし、転倒した連中を警備隊がバインドで拘束する。それを繰り返してると、「うおっ!?」また爆発音と衝撃が襲ってきた。空を飛んでるからか、その衝撃をもろに受けちまった。

「一体、どっから――うぐっ・・・!?」

さらにもう1回おなじ爆発音と衝撃が。4回と続いたなんらかの攻撃によって「物理シールドが・・・!」とうとうトンデモねぇ轟音を立てて破られちまった。物理シールドが解除されたことで、どこに潜んでたのかガジェットのT型とV型が群れを成して、AMFを展開しながら魔力シールドに取り付き始めた。本局からの応援である航空武装隊が迎撃に入って次々と撃墜してくけど、ガジェットの数が多過ぎて途切れねぇ。

「魔力シールドじゃあの攻撃には耐えらんねぇ・・・! ロングアーチ!」

期待せずにロングアーチに通信を入れてみた。そしたら『はい。グリフィス!』が応じてくれた。本部内との連絡が無理だが、外部とはまだちゃんと連絡は取り合えるようだな。もっと早くから通信入れときゃよかった・・・。

――シュワルベフリーゲン――

LASやガジェットにフリーゲンを撃ち込みながら「判ってる範囲で状況報告を!」するように指示を出す。

『はい! 現在、地上本部はプライソン一派の兵器によって襲撃を受けています。さらに、地上本部が独自に進めていた魔力砲台アインヘリヤルが、クイント・ナカジマ准陸尉の率いるスキタリス、およびガジェット数十機によって破壊され回っています。直掩の地上部隊も壊滅状態です』

「んだと・・・!?」

――シュワルベフリーゲン――

クイント准陸尉たちは別行動かよ。となると、メガーヌ准陸尉たちはどこだ。召喚はルーテシアの魔法によるもんだったが、アイツらは姿を見せてねぇ。地上本部の別区画のところで戦ってるかもしれねぇが、どうも嫌な予感がする。あたしは「隊舎の警備はしっかり頼むぞ」そう伝えた。なんとなくだが、メガーヌ准陸尉たち、たとえ違っても何かしらの戦力が六課に向かってそうな気がしてならない。ヴィヴィオとフォルセティを奪い返しに・・・。

『はい。シャマル医務官、アイリ医務官、アリシア執務官補、バニングス捜査官、月村技術官、ザフィーラさんもすでに屋外で臨戦態勢に入っております』

「そうか。それでだが、地上本部を襲っている攻撃方法、それがなんだか判るか?」

『いえ。魔力・エネルギー反応が一切感知できず、どういう攻撃なのかは判っていません』

魔力でもエネルギーでもない攻撃方法、そんで使っているのがプライソンとなれば十中八九「質量兵器・・・!
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