暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
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拳を軽く打ち合った。スバルはそれで満足したのか「いってきます!」ティアナ達を追って走って行った。それを見送りつつ「リイン、はやて達と連絡は取れたか?」リインに訊く。
「はい。本部内はそう大して混乱はしていないようです。なのはさん達は、事前に決めていたフォワードとの合流ポイントへ向かうそうで――うえ!?」
リインが耳を急に押さえて変な声を上げた。なんだ?って訊こうとしたら、「隔壁が・・・!」ギンガの言うようにエントランスや窓のシャッターが降りてく。そんでリインからは「内部との連絡が途絶えました! 通信妨害です!」そんな報告が。これで内外が隔絶されたわけだ。
「(これで敵の侵入は防げるが、逆を言えば脱出できないわけでもある)・・・とにかく、あたし達は襲撃して来てる敵戦力の撃破を最優先にする。ギンガはガジェットを。リインはギンガのサポートだ」
「了解!」「了解です!」
「あたしがLASを相手にしつつ余裕があればガジェットにも対応する。・・・すでにどっかでも戦闘が開始してんな」
遠くから破壊音や爆発音が聞こえてくる。こっちも遅れてらんねぇ。つうわけで、「行くぞ!」あたし達も前線に突入開始。早速LAS達が一斉に向かって来た。アサルトライフルによる攻撃は、ガジェットが放つエネルギーと同質のもんだな。問題はその連射力だ。一度防御に回ればシールドもバリアも貫通させられる可能性がある。
(となれば・・・!)
物質弾を8発と作り出して「シュワルベフリーゲン!」“アイゼン”で打ち放つ。狙うはアサルトライフル持ちだ。ブレード持ちと格闘戦してる最中に集中砲火なんてされちゃ堪ったもんじゃねぇかんな。フリーゲンは8体のライフル持ちの腹に着弾、大きく吹っ飛ばした。が、すぐに起き上がって「Ahaaaaaa !」叫び声を上げながらライフルを連射してきた。
「チッ、思った以上に硬ぇな・・・」
今日の為に敷地内の至る所に設置されたトーチカで一旦攻撃をやり過ごし、攻撃が止んだその瞬間、とにかく陸戦だと動きが制限されるから空へと上がる。LASに航空の能力が無いのは嬉しい話だな。
(ん? チッ。死体なのにある程度の知能は働くわけか・・・)
LASはあたしへの攻撃をやめて、トーチカからガジェットやLASを攻撃している警備隊に狙いを定めて向かっていく。勇敢にストレージデバイスの杖から射撃魔法を連射する警備隊だったが、威力が足んねぇのかLASをよろけさせる程度だ。ガジェットに関してもAMFで無力化されてやがる。
「チッ・・・!」
――シュワルベフリーゲン――
物質弾を12連発で打ち放ってLASを吹っ飛ばす。そんで「バインド!」あたしは叫んだ。正直、あたしの指示に従うとは思えなかったが、「了解!」警備隊はすぐにバインドでL
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