暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Aその日、ミッドチルダ〜Midchilda Central Office〜
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†††Sideヴィータ†††
公開意見陳述会の終了予定時刻の19時。警戒レベルを落としてた地上部隊の警備隊の呑気っぽさに呆れつつ迎えたわけだが・・・
「マジで攻撃してきやがったな、プライソン!」
トンデモねぇ爆発音と衝撃が地上本部の物理シールドを可視化できるほどのレベルで襲ってきた。さらにもう一度「うお!?」二度目の爆発音と衝撃が襲ってきた。あたしはすかさずスバル達フォワードやギンガに「おめぇら、防護服着用! 襲撃に備えろ!」指示を出す。
「「「「「はいっ!」」」」」
それぞれデバイスを起動して防護服へと変身し終えたのを確認した直後、「召喚反応! 多数!」キャロから報告が入ると、敷地内に召喚魔法陣が数えるのも面倒なほどに展開された。魔力光からしてルーテシアによるもんだと判る。
「ガジェットに・・・、くそっ、LASまで出してきやがった・・・!」
全身を黒のバトルスーツと装甲で覆い隠した死体兵器が何十体と姿を見せやがった。武装はそれぞれ違ぇな。両前腕の籠手からブレードを伸ばした奴、アサルトライフルのような銃器を構えている奴の2種類だ。
「ヴィータ副隊長、指示を!」
LASとの戦闘はあたし達大人が担当することになってはいる。その考えは今も変わらねぇ。それにこっちにはシャルを始めとした戦力が他に居るんだ、コイツらがわざわざ交戦しなくても問題はねぇはずだ。そう、人殺しをさせるわけにはいかねぇよな。
「スバル、ティアナ、エリオ、キャロ。お前たち4人は本部内に入って、預かってるデバイスをなのは隊長とフェイト隊長、シグナム副隊長に渡してくれ。ギンガは、あたしやリインと一緒にここで反撃だ」
スバルに対してそう指示を出すと、「4人全員ですか・・・?」ティアナが少しばかり戸惑った。なのは達と合流してデバイスを渡すだけの仕事だと思ってるようだが、そいつは違う。
「ルシルが昔、プライソンの研究所からパクってきた兵器のデータの中には、未だに名前しか判ってねぇもんもある。ソイツが何らかの手段で本部内に侵入するかもしれねぇ。いくら隊長たちが強くても、デバイスが無きゃ魔導師としての真価は発揮できねぇ。だから・・・」
「僕たちみんなで向かう・・・。敵戦力と接敵したら戦えるように・・・」
「・・・申し訳ありませんでした、ヴィータ副隊長。これよりフォワード4名。本部内でなのはさん達と合流します。スバル、エリオ、キャロ、行くわよ!」
「「はい!」」
ティアナとエリオとキャロは強く頷いてエントランスの中へ入って行ったが、「ギン姉・・・」スバルはギンガに駆け寄った。ギンガは「スバル。お互いの役目を全力で」そう言って左拳をスバルに向けた。
「うん。・・・全力で!」
そしてスバルは右拳をギンガに向け、
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