暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
やっぱそっちが目的か。
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
えている。ありゃりゃ、こりゃ重症だわ。仕方無い、秘密兵器を出すか。

「二人とも、口の中身は吐き出しちゃっていいからさ。今度はコレかけて食べてみな。」

 俺が差し出したガラス瓶。それは……

「これは……ハチミツ?」

 そう、ハチミツだ。コレをブルーチーズにかけてから再び口に入れる。

「ん?美味い、臭くない?」

「寧ろ絶妙なアクセントですよ、コレは!」

 うん、思った通り。ブルーチーズ+ハチミツは青カビ臭さを抑えて味を引き立ててくれる。そして芋焼酎とのマッチングもバッチリ。

評価:★★★★★+α※但し、ハチミツ追加の場合。

 最後はスモークチーズか。う〜ん、しかしこれは……

「スモークがあんまり合いませんね、芋の香りに。」

「……だよなぁ。やっぱり合わせるならビールかウィスキーだわ。」



 う〜ん、こうなって来るとやはりミモレットとブルーチーズ(ハチミツ掛け)か?

「なぁ、どう思う?」

「うむ。私も最初はミモレットが良いと思ったんだがな……?」

 武蔵は頬をポリポリと掻いて、申し訳なさそうにこう言った。

「こう……したたかに酔って来たら、パルミジャーノ位に自己主張が激しいチーズの方が合う気がしてきた。」

「あ、それ私も思ってました。酔いが回ってくると強烈な味の方が良いですね。」

 そうか、なら決まったな。

「ありがとよ。チーズの盛り合わせはミモレットとパルミジャーノにするよ。」

「いやいや、決まってよかった。それに美味いチーズと焼酎もご馳走になったしな。」

 あ、よく見たら一升瓶空じゃねぇか?

「テメェら呑みすぎだこの野郎!折角の貴重な酒がぁ……」

 俺の涙などなんのその。二人は更に酒とツマミを注文してきた。こうなりゃヤケだ。

「お前ら、朝まで寝かさんからなっ?」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ