やっぱそっちが目的か。
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えている。ありゃりゃ、こりゃ重症だわ。仕方無い、秘密兵器を出すか。
「二人とも、口の中身は吐き出しちゃっていいからさ。今度はコレかけて食べてみな。」
俺が差し出したガラス瓶。それは……
「これは……ハチミツ?」
そう、ハチミツだ。コレをブルーチーズにかけてから再び口に入れる。
「ん?美味い、臭くない?」
「寧ろ絶妙なアクセントですよ、コレは!」
うん、思った通り。ブルーチーズ+ハチミツは青カビ臭さを抑えて味を引き立ててくれる。そして芋焼酎とのマッチングもバッチリ。
評価:★★★★★+α※但し、ハチミツ追加の場合。
最後はスモークチーズか。う〜ん、しかしこれは……
「スモークがあんまり合いませんね、芋の香りに。」
「……だよなぁ。やっぱり合わせるならビールかウィスキーだわ。」
う〜ん、こうなって来るとやはりミモレットとブルーチーズ(ハチミツ掛け)か?
「なぁ、どう思う?」
「うむ。私も最初はミモレットが良いと思ったんだがな……?」
武蔵は頬をポリポリと掻いて、申し訳なさそうにこう言った。
「こう……したたかに酔って来たら、パルミジャーノ位に自己主張が激しいチーズの方が合う気がしてきた。」
「あ、それ私も思ってました。酔いが回ってくると強烈な味の方が良いですね。」
そうか、なら決まったな。
「ありがとよ。チーズの盛り合わせはミモレットとパルミジャーノにするよ。」
「いやいや、決まってよかった。それに美味いチーズと焼酎もご馳走になったしな。」
あ、よく見たら一升瓶空じゃねぇか?
「テメェら呑みすぎだこの野郎!折角の貴重な酒がぁ……」
俺の涙などなんのその。二人は更に酒とツマミを注文してきた。こうなりゃヤケだ。
「お前ら、朝まで寝かさんからなっ?」
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