ガンダムW
1525話
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が俺達に会いに来たというのは間違いないし、敵意の類も……こうして見る分には、多分持っていないのだろう。
いや、もしこっちに害意を持っていても、どうしようもないだろうが。
「それで、わざわざ俺達が寝ている時間に挨拶に来たのか? 随分と不躾な時間だな」
もっとも、現在このサルベージ船は昼夜関係なく船のクルーが働いている。
ウイングガンダムに、ガンダムデスサイズ、その上トールギス……とてもではないが、普通ならどれかを後回しにしなければいけない忙しさだ。
それでもトールギスはもう最終調整を残しているのみで、ハワードが直接作業をしなくても部下に任せる事が出来るって話だったし、ウイングガンダムはヒイロが自分のMSを他人に弄って欲しくないとか言っている。そうなると、実質的にはガンダムデスサイズだけがハワード達の作業対象となるのだろう。
……まぁ、俺の原作知識があっていれば、折角ハワード達がガンダムデスサイズを整備しても、その部品をヒイロがパクっていくんだが。
そうなれば、最終的には結局デスサイズをもう一度整備する羽目になるだろう。
色々な意味でご苦労様と言ってやりたい。
「あんたが持ち込んだMS……あれって、プロトタイプ・リーオーって言われてる奴だろ? どうやってあんなの手に入れたのか、ちょっと聞きたいと思ってね」
「それが本題か。……けど、飯の種の出所をそう簡単に口にすると思うか?」
「……だろうな」
最初から全てを聞く事が出来るとは思っていなかったのだろう。ただ、もしかしたら情報を入手出来るかも。そんなところか。
「ま、このままだと俺はお邪魔だろうから、そろそろ帰るけど……1つだけ聞かせてくれないか?」
「何だ?」
「あんた、えっと……」
「アクセル。アクセル・アルマー。傭兵だ」
「……傭兵か。とにかく、アクセルは現在の地球の状況をどう思っている?」
「そう漠然と言われてもな。地球をどう思っているのか……何て答えればいいんだ?」
俺の言葉に、デュオはその長い髪を掻き回しながら口を開く。
「ほら、最近色々と物騒だろ? だから、その件についてどう思っているのかなって。あんたもハワードのサルベージ船に乗ってるし、あんなMSを持ち込んでるんだ。表の人間って訳じゃないんだろ?」
「……そう言うなら、俺達が入る事が出来ない区画の中にいるデュオも十分に表の人間じゃないと思うけどな」
「どうだろうな。俺は別にお天道様に顔向け出来ないような真似はしてないつもりだぜ?」
デュオの口から出ている言葉が本当かどうかは分からないが、それでも向こうにとっては俺の意見を聞きたいんだろう。
……まぁ、それも当然か。OZと敵対しているデュオが、ハワードのサルベージ船にやって来てみれば、そこにはプロトタ
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