『Walk』
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人の心は移りゆく。
どんな悲しみ憎しみ背負い続けてたとしても、本当にほんの少しずつ、其れは融かされてく。
愛を欲しがるだけで泣いていた少女も、いつしか愛なんて無いのだと悟った。
現実なんてものは甘くないし単純でもない。
イタミを道連れに何処迄歩いて行こうか。
きっとまたすぐ躓くんだろう。
其れでもまた立ち上がり続けてかなきゃならない。
理想なんてものは夢でしかない。
現実なんてものは真っ黒だから。
狭っ苦しい小さい檻にブチ込まれてるみたい。
今更、怖いものなんて無い。
失う怖さならもう解ってる。
怖がってるだけじゃ何も変わらないって事も...。
夢に見た美しいものは、決して綺麗なわけじゃない。
血が滲んでイタミを背負って、其れでも綺麗で在ろうとする。
そんな強さが美しくする。
愛を欲しがるだけで泣いていた少女も、いつしか愛なんて無いって気付いたんだ。
どんな悲しみ憎しみ背負い続けてたとしても、本当にほんの少しずつ、其れは融かされてく。
イタミを道連れに歩いてこう。
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