ガンダムW
1524話
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普通に考えそうだ。
特に今のOZにあるMSでは、どうやってもガンダムに勝つ事が出来ないというのは、性能を調べればすぐに判明する。
そうなれば、やっぱりOZの中でガンダムに対抗する為には、トールギスに辿り着く訳で……もしかしたら、トールギスを盗んだのがコロニー側の人員だと勘違いしてもおかしくはない、か?
OZがガンダムに対抗するMSとなると……エピオンか。
けど、エピオンはウイングゼロの情報を得て、初めて……いや、違うな。
ウイングゼロから得られた情報は当然多いだろうが、その中で最も重要な要素だったのは、トレーズ曰く敗者になる為のシステム。
つまり、エピオンに搭載されているゼロシステムだ。
勿論それ以外の性能もガンダムを研究したり、ガンダムを作った5人の科学者達を捕らえて作ったメルクリウスやヴァイエイトといったものから技術情報を得ているだろう。
そうなれば……少しでも早くガンダムに対抗するMSという事で、原作よりも性能が低いエピオンが出てくる可能性も十分にある。
他にも、本来ならトレーズの乗機となる筈だったトールギスUとかもどうなる事やら。
そんな風に考えながら、とにかくトールギスの完成を少しでも急いで貰うように、行動に移すのだった。
「本当にもういいのですか? 私達としては、まだアクセルさん達にこの基地を貸してもいいと思っているのですが」
俺達の担当となってしまったマフィアの男が、残念そうにそう告げてくる。
まぁ、俺達は色々な意味でいい商売相手だったからな。
出来ればこのまま取引を続けたいと思うのは当然だろう。
「これは色々と頼んだ感謝の気持ちだ。取っておいてくれ」
革袋に入った中から、ある程度大粒のダイヤを数個マフィアの男に渡す。
それを直接手渡されたマフィアの男は、信じられないといった視線をこちらに向けてきた。
向こうも、まさかこれ程気前よくダイヤを渡してくるとは思わなかったのだろう。
だが、俺としてもこれを渡してもいいくらいには、マフィアに良くして貰ったと思っているのも事実だ。
最初は基地に盗聴器や監視カメラを仕掛けていたが、それを排除すると、それ以上は何もしてこなくなった。
てっきり基地に侵入して何か仕掛けてくるものだとばかり思っていたんだが……そんな真似もしないで、大人しくこちらの要望に従って商品を用意してくれたり、ハワードとの繋ぎを作ってくれもした。
勿論その時々で報酬を支払ってはいるのだが、あくまでも商売の関係だと考えれば決して悪いものではない。
いや、寧ろ誠実だとすら言えるだろう。
マフィアが誠実? と思わないでもないが、幸い昔気質のマフィアなら不思議でも何でもない。
まぁ、最初に俺達に絡んできたようなのが下っ端には
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