―ティアドロップ―
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ズ素材が残っている《No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース》より、その高い攻撃力を誇ったダークマター・ドラゴンを警戒し、亮は先に破壊することを選ぶ。
「俺はモンスターをセット。カードを二枚伏せ、ターンを終了する」
「俺のターン、ドロー! ……《強欲で貪欲な壺》を発動! デッキトップからカードを十枚裏側で除外することで、カードを二枚、ドローする!」
そして藤原が使ったカードは、デッキトップからカードを十枚裏側で除外する、という強烈なデメリットを代償に二枚のドローを果たすカード。裏側で除外されれば再利用出来るカードは数える程しかなく、十枚ともなればデッキ切れの可能性も出て来るが、どうやら藤原は最初からデッキ枚数を増やしたデッキらしく。
「《イービル・ゾーン》を召喚し、効果を発動!」
藤原のフィールドに召喚された魔界の植物は、藤原の命によってすぐさま種子を破裂させて爆散する。飛び散った種子は亮と吹雪を襲うだけではなく、新たな植物を生やす土壌となっていく。
「《イービル・ソーン》は自身をリリースすることにより、300ポイントのダメージを相手に与え、さらにデッキから二体の《イービル・ソーン》を新たに特殊召喚出来る」
吹雪&亮LP6800→6500
つまり亮と吹雪にダメージを与えながらも、藤原のフィールドには二体のモンスターが召喚される。さらに《イービル・ソーン》の効果を発動することも可能だが、藤原の狙いはそこではない。
「《イービル・ソーン》二体でオーバーレイ! 《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》をエクシーズ召喚!」
レベル1モンスターである《イービル・ソーン》によって現れる、二体目――フィールドに現れたというだけなら三体目の、藤原の主力モンスター《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》。そして闇は、新たなナンバーズを生み出していく。
「ナンバーズ・アーカイブのエクシーズ素材を取り除き、現れろ! 《No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車》!」
そして闇は、人型の戦車となって現出した。現れた新たなナンバーズは、その砲身をサイバー・ダーク・ドラゴンへと向ける。
「チャリオッツの効果。このターン、相手に与える戦闘ダメージを半分にすることで、相手モンスターとセットカードを一枚ずつ破壊する!」
「《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》は、装備モンスターを墓地に送ることで、破壊を免れる!」
チャリオッツの放った一撃は、その一撃のみで《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》と、亮が先のターンに伏せたセットカードを破壊する。サイバー・ダーク・ドラゴンは、装備していた《真紅眼の鋼炎竜》を身代わりに防ぐが、セットしていた《決闘融合−バトル・フュージョン》はそうもいか
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