―ティアドロップ―
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ードは《王宮の鉄壁》。お互いにカードを除外できなくなる罠カードであり、《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》のデメリット効果も、《王宮の鉄壁》によって封殺される。しかも《王宮の鉄壁》を破壊しようとも、もはやナンバーズ・アーカイブのデメリット効果は発動しない。
「ドロー!」
そして吹雪、藤原のターンを経て、遂に亮のターンにたどり着く。藤原のフィールドは、攻撃力4000を誇る《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》に、永続罠《王宮の鉄壁》に一枚のリバースカード。
亮のフィールドに残るは、吹雪が伏せたカード一枚のみ。そこで亮が取る手段は。
「俺は《未来破壊》を発動! 手札の枚数分、俺は自分のデッキの上からカードを墓地に送る」
自らのデッキを破壊することだった。魔法カード《未来破壊》によって、初期手札五枚分のカードを墓地に送ると、さらに魔法カードを発動する。
「さらに《サイバー・ダーク・インパクト》を発動!」
「サイバー・ダーク……? サイバー・ドラゴンはどうした、カイザー?」
「すぐに分かる。《サイバー・ダーク・インパクト》は、墓地のサイバー・ダークモンスターを三種類デッキに戻すことで、融合を果たす!」
異世界の一件から亮のデッキに投入されている、裏サイバー流こと【サイバー・ダーク】。今の今までアカデミアを去っていた藤原が知る由もなく、亮は不敵な笑みを返しながらも、《未来破壊》で墓地に送られた三枚のサイバー・ダークを融合していく。
「ならば俺は、《エクシーズ・リボーン》を発動! このカードをエクシーズ素材に、墓地からエクシーズモンスターを特殊召喚する!」
藤原のフィールドに伏せられていたリバースカードが開示され、亮のサイバー・ダークたちの融合より早く、藤原の墓地からエクシーズモンスターが蘇生する。藤原の墓地にエクシーズモンスターは一種類しかおらず、蘇生されたモンスターは必然的に決まっていた。
「現れろ《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》! そしてその姿を変えよ!」
「こっちのターンでも発動出来るのか!?」
吹雪の驚愕の声とともに、ナンバーズ・アーカイブは先のターンと同様に、その姿を他のナンバーズへと変化させていく。対して亮のフィールドでも、三種類のサイバー・ダークが一度バラバラになり、その姿を巨大な巨影と成していた。
「融合召喚! 《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》!」
「エクシーズ召喚! 《No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース》!」
お互いの二体のモンスターが同時に召喚され、フィールド内に振動を巻き起こす。どちらも曰わくを持った闇のカードらしく、相手のフィールドを威圧するオーラを放つ。
「《鎧黒竜−サイバー
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