―ティアドロップ―
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ス》を発動させてもらった。墓地から《クリアー・キューブ》を特殊召喚する」
ただし変化が起こっていたのは吹雪のフィールドだけではなく、藤原のフィールドにも二体目の《クリアー・キューブ》が蘇生されていた。何かを狙っている様子だったが、吹雪の手札にそれを止める手段はない。
「カードを二枚伏せ、ターンを終了する」
「俺のターン、ドロー!」
最初のターンの攻防が終わり、吹雪のフィールドは《真紅眼の鋼炎竜》に二枚のリバースカード。藤原のフィールドは《クリアー・キューブ》が二体に、発動済みの《リミット・リバース》にリバースカードが一枚。
「俺は二体の《クリアー・キューブ》で、オーバーレイ!」
《クリアー・キューブ》は攻撃的も守備力も0、効果も同名モンスターのリクルートという守備向けの効果だが――藤原のフィールドには、レベル1のモンスターが二体揃っていた。それらはやはりエクシーズの素材となっていき、吹雪たちに新たな『ナンバーズ』の降臨を予感させた。
「全てを吸い込む闇よ。変幻自在に姿を変えよ! エクシーズ召喚! 《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》!」
――召喚されたのは『闇』だった。闇そのものとしか形容出来ない、深く深く沈んでいく漆黒。もはやモンスターとも呼べないソレは、それでも確かに『ナンバーズ』の名を冠していた。
「《ナンバーズ・アーカイブ》は、自らをエクシーズ素材にすることで、その身を新たなナンバーズに変化させる……!」
「なるほど。アーカイブ、か……だけどタダではやらせない。《真紅眼の鋼炎竜》は、相手モンスターが効果を発動した時、500ポイントのダメージを与える! ダーク・フレア!」
藤原LP8000→7500
《アーカイブ》の名に相応しい、他のナンバーズに変身するという効果を持つナンバーズ、《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》。相手プレイヤーの効果の発動に連動して発動する、《真紅眼の鋼炎竜》のバーン効果が藤原を焼くものの、ナンバーズ・アーカイブの効果の発動自体は止められず。
「《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》!」
闇は、新たなナンバーズとして転生した。
「っ……!」
本来ならばデッキの切り札となり得るその威圧感に、吹雪は身を震わせる。攻撃力4000を誇る闇から産まれた竜は、その漆黒に濁った瞳でレッドアイズを睥睨した。
「ダークマター・ドラゴンがエクシーズ召喚に成功した時、俺はドラゴン族モンスターを三体墓地に送ることで、相手はデッキのモンスターを三枚除外する」
「……だけどその効果を発動した時、《真紅眼の鋼炎竜》の効果で500ポイントのダメージだ」
藤原LP7500→7000
《No.78 ナンバ
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