暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―ティアドロップ―
[4/26]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ス》を発動させてもらった。墓地から《クリアー・キューブ》を特殊召喚する」

 ただし変化が起こっていたのは吹雪のフィールドだけではなく、藤原のフィールドにも二体目の《クリアー・キューブ》が蘇生されていた。何かを狙っている様子だったが、吹雪の手札にそれを止める手段はない。

「カードを二枚伏せ、ターンを終了する」

「俺のターン、ドロー!」

 最初のターンの攻防が終わり、吹雪のフィールドは《真紅眼の鋼炎竜》に二枚のリバースカード。藤原のフィールドは《クリアー・キューブ》が二体に、発動済みの《リミット・リバース》にリバースカードが一枚。

「俺は二体の《クリアー・キューブ》で、オーバーレイ!」

 《クリアー・キューブ》は攻撃的も守備力も0、効果も同名モンスターのリクルートという守備向けの効果だが――藤原のフィールドには、レベル1のモンスターが二体揃っていた。それらはやはりエクシーズの素材となっていき、吹雪たちに新たな『ナンバーズ』の降臨を予感させた。

「全てを吸い込む闇よ。変幻自在に姿を変えよ! エクシーズ召喚! 《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》!」

 ――召喚されたのは『闇』だった。闇そのものとしか形容出来ない、深く深く沈んでいく漆黒。もはやモンスターとも呼べないソレは、それでも確かに『ナンバーズ』の名を冠していた。

「《ナンバーズ・アーカイブ》は、自らをエクシーズ素材にすることで、その身を新たなナンバーズに変化させる……!」

「なるほど。アーカイブ、か……だけどタダではやらせない。《真紅眼の鋼炎竜》は、相手モンスターが効果を発動した時、500ポイントのダメージを与える! ダーク・フレア!」

藤原LP8000→7500

 《アーカイブ》の名に相応しい、他のナンバーズに変身するという効果を持つナンバーズ、《No.78 ナンバーズ・アーカイブ》。相手プレイヤーの効果の発動に連動して発動する、《真紅眼の鋼炎竜》のバーン効果が藤原を焼くものの、ナンバーズ・アーカイブの効果の発動自体は止められず。

「《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》!」

 闇は、新たなナンバーズとして転生した。

「っ……!」

 本来ならばデッキの切り札となり得るその威圧感に、吹雪は身を震わせる。攻撃力4000を誇る闇から産まれた竜は、その漆黒に濁った瞳でレッドアイズを睥睨した。

「ダークマター・ドラゴンがエクシーズ召喚に成功した時、俺はドラゴン族モンスターを三体墓地に送ることで、相手はデッキのモンスターを三枚除外する」

「……だけどその効果を発動した時、《真紅眼の鋼炎竜》の効果で500ポイントのダメージだ」

藤原LP7500→7000

 《No.78 ナンバ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ