―ティアドロップ―
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》を発動! 墓地から通常モンスターを特殊召喚する! 現れろ、《真紅眼の黒竜》!」
「来たか……レッドアイズ……」
そして《思い出のブランコ》によって特殊召喚されたのは、《竜の霊廟》によって墓地に送られていた、吹雪の象徴とも言えるモンスター《真紅眼の黒竜》。初手から出してきたエースモンスターに、藤原は何を思ってか笑みを深めた。
「さらに《伝説の黒石》を通常召喚。このモンスターは、自身をリリースすることで、デッキからレッドアイズを特殊召喚出来る!」
さらに通常召喚されたのは、真紅に輝く竜の卵《伝説の黒石》。その外見通りにレッドアイズを特殊召喚する効果を持ち、召喚されるやいなや、自身を孵化させていき――産まれたのは、新たなレッドアイズ。
「デッキから《真紅眼の黒炎竜》を特殊召喚し、バトル!」
デッキから特殊召喚されたのは、既にフィールドに存在するレッドアイズとは細部が異なる《真紅眼の黒炎竜》。とはいえステータスなどは一致しており、初手に二体のレッドアイズを揃えてみせた吹雪は、レッドアイズたちに攻撃を命じてみせた。
「《真紅眼の黒炎竜》でセットモンスターに攻撃! ダーク・メガ・フレア!」
「破壊されたモンスターは《クリアー・キューブ》。このモンスターは破壊された時、デッキから同名モンスターを特殊召喚する」
《真紅眼の黒炎竜》の攻撃に正体を見せたのは、吹雪に亮も見たことのないモンスター《クリアー・キューブ》。その効果は単純にリクルート効果らしく、新たな《クリアー・キューブ》が守備表示で特殊召喚された。
「……続いて《真紅眼の黒竜》で攻撃しよう」
「三体目の《クリアー・キューブ》を特殊召喚」
二体目のレッドアイズの攻撃が《クリアー・キューブ》を爆散させるものの、すぐさま新たな《クリアー・キューブ》がデッキから生成される。同名モンスター縛りのため、あれが最後の一枚の筈だったが、吹雪にこれ以上攻め手はない。
「メインフェイズ2。僕は二体のレッドアイズで、オーバーレイ・ネットワークを構築!」
結果的に藤原の二枚のリバースカードを使わせることも出来ずに、二体のレッドアイズの攻撃は簡単に防がれてしまう。藤原の腕は変わっていないようだ――と思いながら、藤原はレッドアイズに新たな力を見せろ、と命じる。
「闇より深き深淵より目覚めし、其は、真紅の瞳輝く竜! エクシーズ召喚! 《真紅眼の鋼炎竜》!」
エクシーズ召喚の力を取り入れたレッドアイズのいななきが、フィールドに対して響き渡っていく。これでエンドフェイズに自壊するという《思い出のブランコ》のデメリット効果もなく、レッドアイズはフィールドに健在のままだ。
「だが吹雪。そのエクシーズ召喚の前に、俺は《リミット・リバー
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