―ティアドロップ―
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ルドの聖刻モンスターのレベル――つまりフィールドに残る他三体のモンスター、《聖刻龍−ウシルドラゴン》と二体の《竜王の聖刻印》は、《カース・オブ・ドラゴン》と同じく5となった。突如としてフィールドを埋め尽くすほどのレベル5モンスターに、もはや吹雪に警戒すらも生ぬるかった。
「レベル5モンスター二体と、レベル5モンスター三体で、オーバーレイ!」
五体のモンスターは別々にエクシーズ素材となっていき、再び二体のナンバーズの気配がフィールドに香る。
「ダブルエクシーズ召喚! 《No.53 偽骸神 Heart−eartH》! 《No.61 ヴォルカザウルス》!」
そして二体のナンバーズがエクシーズ召喚され、吹雪のフィールドの五体のレッドアイズと対抗する。《狂った召喚歯車》によって、吹雪のフィールドにモンスターを埋めてまで召喚したナンバーズと、二体とも強力に違いないが……
「《No.61 ヴォルカザウルス》の効果発動! 相手モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!」
そして《No.61 ヴォルカザウルス》が起動する。その対象はもちろん、フィールドで最も攻撃力が高いモンスター――《流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン》。
「流星竜を破壊せよ、マグマックス!」
「なっ……があああ!」
吹雪&亮LP5950→2450
「吹雪!」
「大丈夫大丈夫……ちょっと効いたけどさ」
《No.61 ヴォルカザウルス》が吐いたマグマは、炎に包まれていたはずの《流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン》までも破壊し、その火力でもってターンプレイヤーである吹雪を焼く。大幅にライフポイントを削られるものの、まだ吹雪から勝利を渇望する意志は消えない。
「それにやられてばかりでもない! 流星竜が墓地に置かれたことにより、墓地から《真紅眼の黒竜》を特殊召喚する!」
《流星竜 メテオ・ブラック・ドラゴン》は破壊された時、墓地の通常モンスターを特殊召喚する効果を持つ。ナンバーズによる更なる攻撃を警戒してか、守備表示で流星竜の亡骸から《真紅眼の黒竜》が蘇生する。
「そして……俺は《No.61 ヴォルカザウルス》と《No.53 偽骸神 Heart−eartH》で、オーバーレイ!」
「二体ともエクシーズモンスターで……エクシーズ召喚!?」
だが《真紅眼の黒竜》を特殊召喚したのも束の間、藤原の更なる手は二体のナンバーズによるエクシーズ召喚。その常識を超越する手段に対し、二人は驚愕を隠しきれずに。
「万界に散りし我が魂の祈りよ! 今こそこの手に集いその姿を現せ! 現れろ! ナンバーズの真の皇よ! 《No.93 希望皇ホープ・カイザー》!」
同じランクかつ、エクシーズ素材を持ったナン
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