暁 〜小説投稿サイト〜
IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
9話『決着と真なる決戦』
[2/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
で撃墜するって言うのは?」

「……納得できるのか?」

「「出来るわけ無いだろ(ないでしょ)!」」

 ウイングガンダムゼロ炎の能力ならばシャッフルガンダムを撃破できる可能性が高い。問題は七星天剣流を扱うのに向いていないハイパーカレトヴルッフだが、騎士ガンダム達から学んだ技がある。
 何よりこの二人が何もしないと言う選択肢を取る訳が無いと言う判断だ。
 ……そもそも、四季は『最強』の能力など存在しないと考えている。例え、ISの世界大会『モンド・グロッソ』で優勝した最強のIS使いだったとしても、四季は決して無条件の『世界最強』とは言わない。飽く迄IS乗りの世界最強と言うだけだ。
 仮に千冬が優勝時の愛機を使ったとしてもオメガモンや本気になった騎士ガンダム達に勝てる絵は決して想像できないし、そのオメガモンでさえ敗れた戦いも有るのだから。
 それ故に優勝の要因は全て千冬にあるのであって、能力など関係ない。仮に防御型の能力だったとしても、使いこなし優勝していた可能性も有るのだし。

 その為に『零落白夜』、四季にとってはハイリスクハイリターンの強力な力程度の認識だ。だが、

「気楽に行っていい、100の結果が出なくても、後詰にはオレが居る」

「おう、任せたぜ、四季! それじゃあ鈴、オレがアイズしたらアイツに向かって最大威力で衝撃砲を撃ってくれ」

「? 良いけど、当たらないわよ?」

 ふと、衝撃砲と零落白夜、瞬時加速の三つの要素から一つの手段を想像してしまう。……はっきり言って無茶すぎる賭けだ。

「いいんだよ、当たらなくても」

「どう言う意味よっ」

「……随分と無茶を。まあいい……オレが先行して射線に追い込む」

 一夏の考えが分からない様子の鈴は兎も角、考えを理解してしまった四季はシャッフルガンダムを見据え、向かおうとするが……


『秋八ぁっ!!!』


 突然アリーナのスピーカーから大声が響き渡る。

「な、何してるんだ、箒……?」

「秋八ってあそこで気絶してるわよね」

「なあ、中継室の避難状況って……あっ、審判とナレーターは批難してるか」

 唖然とする三人……彼女が応援している秋八は既に気絶している。再び『何やってるんだ』と言う点で意識がひとつになる中、四季がPIYOのハッキングで中継室の様子を確認するがそっちには箒以外の人影は無い。

『男なら……男なら、そのくらいの敵に勝てなくてなんとするか!!!』

 そう叫んでいるが中継室から秋八の姿は見えないのだろうか? いや、見えていても気絶しているとは思ってないだけかもしれないが。

(……いや、こう言う時大切な人の応援って力になるけどな)

 その辺は四季としても主にエルガとの戦いでの体験談な
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ