第7話
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V.1
力……H135→F327
耐久…I57→G205
器用…H154→G274
敏捷…G240→E401
魔力…I0
【魔法】
≪ ≫
【スキル】
≪憧憬一途≫
「「ッ!!」」
ベル君の背中に最新のステイタス情報が浮かび上がると神聖文字が読めるヘスティア様と私は同時に息を呑んだ。
ヘスティア様はベル君のステイタス熟練速度の異常さに驚き、私は自分の記憶にある原作ベル君を上回る熟練速度に驚きを隠せずにいた。
私の記憶が正しければ、豊穣の女主人での一件後の原作ベル君のステイタスは力…G、耐久…H、器用…G、敏捷…F、魔力…Iの筈。なのに力と敏捷が1ランク、耐久に至っては2ランクも上なんです。
正確な数値は覚えていませんが、器用さも原作より数値が上と考えるべきでしょう。これだけのことを驚かずにいられますか?いられる訳がありません。
取り敢えず、この場で神聖文字を読める私とヘスティア様はアイコンタクトを交わし、≪憧憬一途≫のことを隠すことにしました。
私と同じく神聖文字を読めるエミリアとネコネにはいずれバレるでしょうが、2人にはその時に口止めすることにしましょう。
で、その後ヘスティア様がベル君にステイタスの急成長に心当たりがないか聞いた訳なんですが、ベル君の口から語られる内容に私は再度驚かされた。
ベル君は手持ちの武器が壊れてからアトゥイが現れるまで、モンスターの死体を武器代わりに振り回すという、前世で弟に見せて貰ったことがある「劇場版パトレイ●ー」の太田さんの様な戦い方をしていたみたいです。
「劇場版パトレイ●ー」の太田さん、凄かったですよね。作業用とはいえ大量のレイバーに囲まれて、しかもライオットガンやリボルバーカノンだけでなく電磁警棒すら失った状態で孤軍奮闘してたんですから。
破壊した暴走作業用レイバーの腕を使って稼働中の暴走作業用レイバーをタコ殴りにしてるシーンは印象的で今でも記憶に残ってます。
ベル君の話から察するに、ベル君も太田さんの様に大量のモンスター相手に武器を失った状態で囲まれ、モンスターの死体を武器に他のモンスターをタコ殴りにしていたんでしょう。
ということは、アトゥイは零式ポジ?もし、アトゥイが理性の無い完全な狂戦士ならベル君は今頃マミられてたことに……。いえ、考えるのは止めましょう。結構グロい話になりますし。
兎に角、力と耐久、敏捷が急成長した理由は分かりました。元々敏捷値の高いベル君が脳筋思考の太田さんみたいな戦い方をして来たんです。力と耐久が急成長するのも納得です。
私は納得できたんですが、
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