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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
逆ギレかよ
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考えると罪悪感が・・・

「ねぇねぇ!!どういうことなんですか!?」
「まだ知らなくていいから!!」

腕を引っ張り言葉の意味を聞こうとする彼女の手をなんとか振り払います。こんな無垢な子に教えるなんて、絶対にできません。

「シリルは当分来そうにないけど・・・どうする?」

話題を反らそうとシェリアが助け船を出してくれます。おかげで彼女の注意が私から離れます。

「はい!!師匠を起こしに行ってくるであります!!」
「待て」

敬礼してすぐさま私たちの自宅へと走り出そうとしたサクラの首根っこを掴むレオン。彼女はそれに気付いていないのか、足をバタバタと動かしており、全然進んでないことにしばらくしてから気付いて動きを止めます。

「どうしたんですか?レオンさん」
「もう少し寝かしておいてやれ。後ですぐに起きてくるだろうし」

さすがに気の毒だと思ったレオンが起こしに行こうとしたサクラを引き止めます。それを聞いた彼女は・・・

「はい!!了解であります!!」

楽しそうに敬礼をし、私たちと一緒にギルドに向かうことになりました。でも、彼女はギルドに付いた後も中には入らず、シリルのことを外で待っていることにしたようで、大丈夫かな?と心配してしまいました。



















シリルside

「んん・・・」

部屋に入ってくる太陽の光で目を覚ます。どうやらレオンが先に起き、カーテンを開けていたらしい。

「レオン・・・今何時?」

眠たい目を擦りながら隣に寝ていた少年に時間を訊ねる。昨日はサクラにずっと付き合わされて日を跨ぐまでギルドにいたからなぁ・・・ずいぶんと眠ってしまっていた気がするよ。

「ねぇ、レオンってば」

ようやくボヤけていた視界が戻ってきたかと思うと、いつまでもレオンが質問に答えてくれないのでもう一度聞き直してみる。しかし、それでも彼は返事をしてくれないので、おかしいと思って顔を上げると・・・

「あれ?」

部屋の中には誰もいなかったのである。

「レオン?ウェンディ?」

部屋から出ていって家の中を見回ってみるが、共に住んでいるはずの少女たちの姿がどこにもない。最後にリビングへと向かってみると、そこにはラップに包まれた朝食と一枚の紙が置いてあった。

《昨日は遅くまでお疲れ様。眠そうだったから私たちは先に行ってるね♪後からゆっくりでいいからギルドには来てね》

その手紙を見た後、まさかと思い時計に目をやる。その時計が信じられないような時間を差しており、一瞬で眠気が覚めた。

「ウソ!?もうこんな時間!?」

慌てて部屋へと戻って服を脱ぎ捨てる。昨日遅くまでギルドにいたから寝るのが遅くなり、完
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