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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
8話『赤熱の不死鳥(フェニックス)』
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一般的にISは通常は人が乗らなければ動かないものとされている。故に目の前でシャッフルガンダムにバラバラにされたISは当然パイロットが乗っている物と受け取るだろう。
現代日本で育った……まあ、過去に誘拐にあった経験は有るが……一夏にとって目の前で人が惨殺される光景等見る機会など有る訳は無い。それは訓練を受けたであろう中国の代表候補生である鈴にとってもあそこまで無残に人がバラバラにされる光景を目の当たりにした事はないだろう。
何より……目の前のシャッフルガンダムの見せた圧倒的な力……何処までが機体性能で何処までがパイロットの技量なのかは理解できないが、どうやって戦えば良いのか分からない。
丁度四季は新型のISウイングガンダムゼロ炎で他のシャッフルガンダムと戦っていたので一夏達の状況は理解できないが……。
一方管制室では……
(なんだあのガンダムは!? 頭はバンシィに体と両足はリボーンズガンダム!? 腕はマスターガンダムとクロスボーンX3だって!?)
心の中で秋八はシャッフルガンダムを見て心の中で絶叫する。
「くっ、山田先生、四季と連絡は?」
「あっ、は、はい。そ、それが同時に出現した所属不明機数機と戦闘中のようです」
「此方の指示も仰がずに、勝手なことを!?」
四季の行動に苛立ちを覚えるが今は緊急事態だと思い仕方ないと割り切る。
「あ、あのー、戦闘に突入した直後に連絡があったみたいです」
人それを事後承諾と言う。
アリーナ
「一夏! 試合は中止よ! 直ぐにピットに戻って!」
再起動した鈴が一夏の方を振り向いてそう叫ぶ。……最初の乱入者を惨殺した新たな乱入者シャッフルガンダムはそんな二人の様子を黙って観察している。
「一夏、逃げてっ!」
「お前はどうするんだよ!?」
「あたしが時間を稼ぐから、早く!」
ISの使用経験も長い代表候補生である鈴の方が一夏よりも後詰には向いているだろう。当然ながら、撤退までの時間稼ぎでも彼女の方が長く戦えるだろう。
「あたしがって……。女を置いてそんなことできるか!?」
「バカ! アンタの方が弱いんだからしょうがないでしょうが!?」
『弱い』と言う言葉に脳裏に自分を見下ろす四季のHi−νガンダム・ヴレイブの姿が浮かぶ。……もし自分が四季ほどの力が有ればそんな事は言われなかっただろう。
……自分の全力は愚か、全力以上の物を発揮していても返り討ちにされた相手……かつては自分よりも弱かった者が面影も無いほどに強くなっていた。
『ロックされています』
そんな二人の耳に電子音が響き渡る。
シャッフルガンダムのバックパックが稼動し背面から二つ
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