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提督はBarにいる。
隼は太平洋を翔る夢を見るか?・前編
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0°あるからな。」

 そう受け答えしながら適当につまみを用意しつつ、様子を伺う。しかし隼鷹は一向にアクションを見せない。黙ってグラスを傾けている。やがて一杯目を飲み干すと、同じくマティーニを頼まれた。ここがチャンスか、と俺はお代わりを作りながら話し掛けた。

「珍しいなぁ、お前がヘベレケになるまで飲んでウチに来て、普段頼まないカクテル頼むなんて。……何か…あったか?」

「うん、ちょっとね……。」

 そう言うと隼鷹は、ポツリポツリと語り始めた。

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