第5話 華姫
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に絶えず動きカノーネに迫る。
エステルとシェラザードは周りの特務兵を狙う。
特務兵は一刻も早くカノーネの元に向かうため影縫いを中心に攻めてくる。
「くっ…流石に分が悪いわね」
「シェラ姉、一旦下がって!」
シェラザードは1回下がろうとするが特務兵に阻止され不得意な近接で何とか凌いでいる。
「ふーん…教授が目をつけているっていうから楽しみにしてたんだけど拍子抜けね」
「戦闘だけで決めてはいけませんよ。彼女の真の強さは別の所…そこに教授は目をつけたのでしょう」
「ふーん。よく分からないわ」
「きっといつか分かりますよ。あら…戦況が動き始めたようですよ」
エステル達に見付からないように気配を断ち倉庫の屋根の上から見ている2人組は様子を見ていた。
最初は特務兵達が押していたが途中でユリアがエステル、シェラザードのフォローに入りタイミングを見計らっていたケビンがヘルゲートで何人か気絶させるとそこから体制が崩れ始めユリアのSクラフト『ペンタヴァクライス』で決着が着いた。
「ふう、終わったか」
「流石ユリアさん。王国軍若手最強と言われるだけの事はあるわね」
「いや、私の剣はまだまだ未熟さ。それより公爵殿と君達の知り合い2人はいないのか?」
公爵はオルグイユの中から出て来た。助けられたことにより礼を言ったがエステルがメルトとレンの場所について聞くとさらわれたのは公爵1人だけだった。
「嘘…じゃあ2人はどこなの!?」
「2人…?ふふっははははは!」
「え?」
エステルがカノーネに問い詰めると突如狂った様に笑い始めた。
話を聞くと「おどろされていた」らしいがその言葉の意味が分からず?マークを浮かべているとどこからか声が聞こえ始めた。
「うふふ…今晩は。今夜はとってもいい星ね」
「皆さんの健闘はここから見させていただきました」
「レン、メルト…?何をやってるの?そんなところで…」
「そうですね…あの時とは立場が違いますし改めて自己紹介させていただきましょう」
「そうね。……執行者No.X殲滅天使、レンよ」
「執行者No.XX華姫、メルトと申します」
メルトは上品にスカートの端を指で摘まみ上げながら、レンは自分の背丈程もある鎌を構えながら自己紹介した。
「え…何言って…それにメルトのお兄さんとレンの両親は?」
「メルトの兄は嘘よ。エステル達が探してる偽物のパパとママならこれのこと?」
レンがそう言うと2人の男性と女性が現れそれを鎌で振り払い地面に落とした。
「な…何やってんのあんたはぁ!」
「落ち着くなさいエステル、それは人形よ!」
シェラザードの言うとおりそれは精巧な人形だった。
レンは脅迫状とエス
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