ガンダムW
1522話
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?」
「簡単な話だ。ハワードが推進機器の専門家で、トールギスのスーパーバーニアを開発した。それはいい。これを作る時には、当然技術の粋を込めて作ったんだろう?」
「うむ」
「だが、その技術の粋というのは、あくまでも当時の技術の粋だった筈だ。技術というのは、日々進歩している。であれば、今のハワードならこのスーパーバーニアよりも更に高性能の推進機器を作れるんじゃないか?」
「馬鹿な!?」
俺の言葉に、殆ど反射的と言ってもいいような速度で叫ぶハワード。
「この状態のトールギスでも、テストパイロットを瀕死の重傷にしたのじゃぞ!? それを、これよりも更に性能を高めろと言うのか!」
「そうだ」
信じられないといった様子のハワードだったが、俺はあっさりと言葉を返す。
原作でゼクスがトールギスからウイングゼロに乗り換えたのは、トールギスの性能がゼクスの操縦技術に付いてこられなくなった為だ。
それは理解しているし、自慢じゃないが俺の操縦技術なら最初からトールギスは俺の反応に追随するのは難しいだろう。
だが、機体の限界を少しでも遅くする為に……それこそ、ニーズヘッグを出すのを少しでも遅くする為には、トールギスの機動力と運動性を最初から上げておくに越した事はない。
まぁ、トールギスの装甲はガンダニュウム合金ではなく、あくまでもリーオーやエアリーズと同じ装甲材だった筈だ。
出来ればガンダニュウム合金製の装甲にして欲しいところだが、宇宙でしか精製出来ないのであれば、ここでそれを言うのは無理だろう。
マフィアに頼んでも……まず無理だ。
その辺はトレーズやゼクス、レディ・アンといった者達が締め付けている筈だし。
……まぁ、デュオの機体の補修に使う分のガンダニュウム合金なんかはあるかもしれないが、まさかそれを寄越せなんて言える筈もない。
それ以上に、何故それを知っているのかと警戒されるのがオチだ。
それにトールギスのスーパーバーニアを強化するという事は当たらなければどうということはない! を地でいけそうだし。
寧ろ俺としては武器の方を改良して欲しいところだ。
ドーバーガンは威力の高いビーム兵器だが、砲身が長い分取り回しに難がある。
ドーバーガンの威力をそのまま……出来れば高めて、それでいて小型化出来れば最善なんだが。
ただ、ハワードが推進器の専門家だというのであれば、武器に関してはそこまで期待は出来ないか。
後は手持ち式のライフルをドーバーガンみたいに腕か肩に付けるようにしてくれれば両手を自由に使う事が出来るんだが。
「お主……本気か? いや、正気か?」
「その言い方は酷いな。本気で正気だぞ。さっきも言ったが、俺はこのトールギスの殺人的と呼ばれている加速にも普通に対応出来る。それどころか、スー
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