暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第2章:異分子の排除
閑話4「人間の限界と人外」
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そうなのかい?」

 少し興味が湧き、グランツは聞き返す。

「はい。剣術が好きな子なんですけど、ISならもっと違う剣の戦いができるとかで入学したんです。あ、ちなみに三組です。」

「おや、残念だな...。桜君と秋十君は一組、他に二人うちから入学しているが、彼女達は四組で私の娘も四組の担任でね。ちょうどクラスが違うようだ。」

「ありゃ...それは残念ですわぁ。」

 偶然全員とクラスが違う事に少し残念がるはやて。

「...って、娘さん?」

「うん?ああ、言ってなかったね。今年からの新任さ。」

「はぁー、そうだんたんですか。」

 随分と一企業からIS学園に行っている人が多いとはやてはつい思った。

「...あ、剣術という事は...もしかしたら秋十君と知り合っているかもね。」

「あー、そうかもしれませんねぇ。...でも、確か今日は知り合った剣術使いの子の家に遊びに行くとか...。」

「そうなのかい?...っと、着いたようだね。」

 地下の、ある部屋の前に着き、グランツはそういう。
 そして、その扉を開けると...。

「ククク...ハーハッハッ!いいぞ!今日の私は冴えている!」

「.......。」

「.......。」

 白衣を着た(変態)...ジェイルが悪役の如き高笑いをあげていた。

「...ドクター、八神様がお見えになりました。」

「む...おっとすまない。つい興奮してしまってね。」

「なんややけに悪役染みた笑いが似合ってますなぁ...。」

 ジェイルの娘であるウーノが声をかけ、そこでようやくグランツとはやてに気が付く。

「...一応聞くが、どうしてそんな嬉しそうなんだい?」

「いやなに、今日はいつもより冴えていてね。少し手詰まりしていた事が解決したからね。つい嬉しくなったのだよ。」

「なるほど...君らしい...。」

 悩んでいた事が解決してスッキリしたのもあるのだろう。
 だが、それにしては笑いすぎである。

「...それで、そちらが八神はやて君だね?」

「はい。えっと...ジェイル・スカリエッティさんでおうてますよね?」

「その通りだ。」

 挨拶を交わし、二人は握手をする。

「...さて、三人も揃った訳だし、早速取りかかろうか。」

「ふむ、親交を深めたい所だが...それは合間合間でもできるか。」

「ほな、早速始めましょう。」



「「「フルダイブ型VRゲームの実現を。」」」

   ―――ここに、三人の隠れた天才が集まった。














       =桜side=






「はぁっ!」

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