7話『復讐者とレーティングゲーム』
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ってきていた。
そして、すぐ近くにはグレモリーがいた。
「おい、グレモリー。なぜ、リタイアをした!」
俺はすぐさま文句を言うが、グレモリーは何も反応しない。
「聞いているのか!グレモリー!」
「・・・・貴方に、貴方に何がわかるのよ!」
グレモリーが泣きながら、俺にそう言ってくる。
「お前等悪魔のことなんて知るかよ。俺は悪魔を殺すだけだ。それ以外に興味はない」
「そう。私からしたら、貴方の方がよっぽど悪魔らしいわ」
「何?」
「こっちのことを何も理解する気が無いくせに、私たちに対して殺意を抱いている。貴方の方が悪魔にむいているわ!」
「ふざけるな!」
ガッ!
俺はグレモリーの胸ぐらを掴み、そのまま壁に当てる。
「お前等悪魔に俺の何がわかる!俺の苦しみがわかるのか?無理だろうな!お前等は人間を駒としかみてないんだからな!」
「っ!そんなことはない!」
グレモリーが反論してくるが、もうどうでもいい。
「信じられるかよ。お前等の言うことなんてな。・・・・・二度と俺に関わるな。もし、関わるようなことがあれば俺はお前等を殺す!」
俺はそう言ってグレモリーを離し、部室を出ていく。
俺が悪魔を理解するだと・・・・そんなこと一生無理だ。
お前等が存在しなければ、俺は母さんと父さんと暮らせていたんだ。
だから、それを奪ったお前等を俺は許さない。
悪魔の全てを、堕天使の全てを奪い尽くすまで、俺は復讐を続ける。
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