7話『復讐者とレーティングゲーム』
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戻し、砂煙の中を突っ込んできた甲冑の悪魔に接近する。
そして、その悪魔の腹を蹴り飛ばす。
「なっ!?グッ!」
ドォォォォォオオオオンッッ!
『ライザー様の「兵士」三名、「戦車」一名、戦闘不能!』
『ライザー様の「兵士」三名、戦闘不能!』
体育館のある方向から爆音と共に稲妻が見えた。
それと同時に聞こえてきた、メイド悪魔の声。
「…………終わらせてやるか」
俺がそう呟くと同時に、大剣らしき剣を構えた悪魔と、先程の猫耳悪魔二人、そして着物を着た悪魔が俺に向けて突っ込んできた。
俺は鞘に納めた刀に右手を添える。
『 Authorize 』
「……消し飛べ、クソ悪魔!」
そう言い放つと同時に、居合の構えから横一線に素早く刀を、抜刀した。
すると、抜き放った刀の刃から、光の斬撃が放たれた。
「なっ!?なに!?」
「わ、私達が!?」
「に、人間に!?」
「そんなぁぁぁ!?」
突っ込んできた悪魔四人は、俺の放った斬撃を受けて、光に包まれながら消えた。
『ライザー様の「兵士」二名、「騎士」一名、「僧侶」一名、戦闘不能!』
『リアス様の「戦車」一名、戦闘不能!』
「………なるほど、消し飛べばメイド悪魔が教えてくれるって仕組みか」
「貴様!ただの神器持ちの人間ではないのか!?」
「…………どうでもいいだろ、そんなことはな。さっさと来いよ。お前らを潰せば後は、あのクソ悪魔を殺すだけなんだからな!」
「お前をライザー様のもとには行かせん!」
「修!」
「夜鞠君!」
俺が刀を構えると、兵藤と木場がやって来た。
「修!加勢しに来たぞ」
そう言って兵藤がこちらに向かってくるが、俺は兵藤達に言う。
「………邪魔だ。さっさと消えろ。俺の邪魔をすれば、お前等だろうと斬り殺す!」
「修………それでも、俺はお前をッ!?」
ギィンッ!
俺が兵藤に向けて刀を振り下ろすと、それを木場が受け止めた。
「夜鞠君。今のは本気でイッセー君を斬るつもりだったね?」
「……邪魔をすれば、斬り殺すと言った筈だ」
「………わかった。部長のところに行こう、イッセー君」
「木場!?でも、俺は!」
「さっさと行け。邪魔だ」
俺は中々移動しない兵藤にそう言う。
「……絶対勝てよ、修」
兵藤はそう言って、木場と共に新校舎へと入っていった。
「貴様は一人で私達を倒すことに、こだわりすぎではないのか?」
「………勘違いするな。俺はアイツ等の味方をするつもりはない。もちろん、お前等の味方もな」
「なっ!?では、お前は何のためにこのゲームに参加したんだ!?」
「……
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