7話『復讐者とレーティングゲーム』
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〜修弥Said〜
深夜十一時四十分頃。
俺は駒王学園の制服を着て、学園の旧校舎に来ていた。
目的は勿論、クソ悪魔を殺すため。
俺以外にはグレモリー達がいて、それぞれが寛いでいる。
俺は特訓の最終日に届いた日本刀を腰の左側に帯刀し、それとは逆側に着けているポーチの中を整理している。
ポーチの中身は聖水。
そして、夕麻とミッテルトに集めさせていたあるものが入ってある。
「皆さん、準備はお済みになられましたか?開始十分前です」
そう言って現れたのは、いつぞやのメイドの悪魔。
「開始時間になりましたら、ここの魔方陣から戦闘フィールドへ転送されます。場所は異空間に作られた使い捨ての空間ですので、思う存分にどうぞ」
……暴れても問題は無さそうだな。
俺がそんなことを考えていると、メイドの悪魔が言う。
「今回のレーティングゲームは魔王ルシファー様も拝見されておられます。それをお忘れなきように」
「おい、その話本当なんだろうな」
俺はメイドの悪魔に向けてそう言った。
「はい。事実です」
「………なら、丁度いい。お前らのトップに宣戦布告してやる」
俺がそう言った時、グレモリー達が目を見開いていた。
「……そろそろ時間です。皆様、魔方陣の方へ」
「なお、一度あちらへ移動しますと終了するまで魔方陣での転移は不可能となります」
その声を最後に俺は光に包まれた。
光が消えて目に入ったのは、先程と変わらない風景。
『皆様。このたびグレモリー家、フェニックス家のレーティングゲームの審判役を担うこととなりました、グレモリー家の使用人グレイフィアでございます』
『我が主、サーゼクス・ルシファーの名のもと、ご両家の戦いを見守らせていただきます。どうぞ、よろしくお願い致します。早速ですが、今回のバトルフィールドはリアス様とライザ−様のご意見を参考にし、リアス様が通う人間界の学舎「駒王学園」のレプリカを異空間にご用意いたしました』
『両陣営、転移された先が「本陣」でございます。リアス様の本陣が旧校舎のオカルト研究部の部室。ライザー様の「本陣」は新校舎の生徒会室。「兵士」の方は「プロモーション」をする際、相手の「本陣」の周囲まで赴いてください』
長ったらしい説明が続いたが、俺にはどうでもよかった。
ようは、あのクソ悪魔を殺した奴が勝者ってことだ。
「全員、この通信機器を耳につけてください」
そう言って、姫島がイヤホンマイクの様なものを渡してくる。
「……必要ない。俺はお前らの味方でもな
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