ガンダムW
1520話
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当にあの機体を託してもいいものか……それを知りたい」
「……ふむ、それならさっきも言ったが、一旦俺達の住んでいる場所に来るか? それで数日でも一緒に暮らせば、俺がどういう存在なのかは分かるだろうし」
ただ、その場合は凛や綾子に魔術やら半サーヴァントの力やらを見せつけないようにと言っておく必要があるな。
「そうじゃな……」
俺の言葉に少しの間何かを考える様子を見せていたハワードだったが、数分が経つとやがて考えが纏まったのか口を開く。
「うむ、分かった。幸い半月程は特に忙しい用件はない」
へぇ。もう少しでオペレーション・メテオが始まるのに、忙しくないのか。
原作知識で俺が知ってる限り、デュオはハワードの世話になっていた。
デスサイズの補給やら何やら。
勿論その辺りはそれぞれで色々とやっている者も多い。
例えば五飛やトロワなんかは自分で弾薬の補給をしていたし、カトルはマグアナック隊の国というパトロンがいる。
ヒイロは……そう言えば、ヒイロはどうやって補給物資を手に入れてたんだろうな。
俺が知ってる限りだと、デュオに助けられた後でデスサイズからパーツを盗んでいたけど。
ともあれ、デュオに対する補給の準備とかはしておく必要があるんだが……まぁ、それは表に出せる筈もない、か。
「そうしてくれれば、俺としても嬉しいな。他にもリーオーやエアリーズがある。……パイシーズとキャンサー、トーラスといった新型機はないが」
「当然じゃわい。そんな新型機が、そうおいそれと手に入ってたまるか」
溜息を吐いたハワードは、気を取り直して座っていた椅子から立ち上がる。
「では、行くとするか」
「ああ」
俺も立ち上がり、ハワードと共に部屋の扉を開ける。
すると、先程部屋の前にいた護衛と思しき男達は当然のように扉の横に立っていた。
そして少し離れた場所には、俺をここに案内してきた男の姿もある。
その男は、俺とハワードが部屋から出て来たのを見ると、すぐに近寄ってくる。
「随分早かったですが、もう構わないのですか?」
少し意外そうな様子を見せるのは、俺がハワードとの接触を待ち望んでいたのを理解している為だろう。
なのに、こんなにあっさり? と、暗にそう告げてくる男に、俺は問題ないと頷きを返す。
「ハワードとの話は長くなりそうだから、俺達が借りている基地に来て貰う事になった。構わないよな?」
「それは……一応あそこはそこまでオープンにしてないので、出来れば余り他の人に知られたくはないのですが……」
言葉に詰まる男だったが、それでも少し考えるとやがて考えが纏まったのか頷いてくる。
「分かりました。そちらの方はこちらで手を回しておきましょう。ですが、これから案
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