第18話 武神と軍神
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にと、けじめを付けさせると掛かってくるのなら構わんぞ?容赦なく嬲り殺してやろう』
「クっ!」
「・・・・・・・・・・・・」
結局2人は、悪びれもせずに去って行く怪人の背を睨み付けることしか出来なかった。
そして百代を抱えての藤村邸への帰還途中、七浜方面から爆発音を聞くのだった。
−Interlude−
冬馬達が帰った夕方頃、藤村邸ではお馴染の幹部の面々にサーヴァント2体にスカサハと士郎、そして連絡を聞いてきた鉄心が人払いをした部屋で緊急会議をしていた。
「まさかモモがあそこまで痛みつけられるとはのぉ」
「すみません。俺の判断ミスです。俺が居れば百代をあんなに酷い目に合わせる事なんて無かったのに・・・・・・」
「そ」
「それは驕りだぞ、士郎。お前が残っていようと百代ちゃんが今の結果に辿り着かなかったと言う保証はないんじゃ・・・・・・・・・ん?如何した、鉄?」
「何でもないわい」
鉄心の言いたい事を雷画が取ってしまった格好となり、軽く拗ねる。
「それに加えて、お前が居ても同じ結果になっていたかもしれんぞ?」
「理由を聞いても・・・?」
「お前たちが遭遇した相手が軍神だと言う可能性が高いからじゃ」
「なっ!あれがっ!?」
「手を抜いた上で百代ちゃんを圧倒できる実力に加えて、紫色の仮面に鎧にトドメは紫電を操ると言うなら、まず間違いなくの」
話の内容についていけないエジソンとシーマは、スカサハの説明を聞いている。
鍛錬マニアにしてバトルジャンキーの毛があるからなのか、スカサハは士郎の知らない内に知っていた様だ。
「何でそんな超大物がこの町に居るんだ!しかもあのタイミングで立ちはだかるなんてっ!」
「それは判らぬが、今回の騒動を起こしている者達と繋がっている可能性が高いじゃろうな。それで和成、調べはついたのか?」
「はい。シーマ殿が救出した少女の証言などの裏を取った結果、今回少女達を襲撃している天音ヒカルは操られているワケでは無く、自分の意思で動いていると思われます。動機については苛められたことによる復讐だと思われます」
「復讐・・・」
この町に騒動を起こしている主犯たちであるとは言え、復讐と言う犯行理由を聞いてしまえば思わずやるせない気持ちが湧き上がってくるのを感じる。
特に士郎とシーマは中でも飛びぬけている。表情を露骨に顰めているのが良い証拠と言えた。
「それにしてもその少女、報告書で見る限り魔術師でもないのにどのようにしてサーヴァントを現界し続けられておるのかな?」
報告書を手に取っているエジソンが質問をする。
2体のサーヴァントの内の1体の真名については、既に少女自身が漏らしたことにより判別されており
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