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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星C
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「「「「「!?」」」」」」」」
「貴官は今、何と言われましたか???」
碓氷中尉はたまらず聞き返す。
「え?いやだって、帝国軍の人達って国連軍や米軍を毛嫌いしているじゃないですか?」
「「「「「「「!!」」」」」」」
「タケル、おまえは・・・・」
俺は頭を抱えてしまった。
「あ、やべ!今の全部なしで!」

「あのう・・・・・・つかぬ事をお聞きしますが、貴官は我々の事を良くご存じのようですね?」
他の面子も剣呑な雰囲気を隠さずこちらを警戒して立ち上がっている。
遠野中尉がシロガネを問いただしたのは、仕方のない事であった。

彼女たちは、自分たちを知る者がいない世界にいるという異常事態に大きな不安を抱いていたからだ。
それなのにあっさりと自分たちの背景を知っているような口ぶりの人間が現れたのだ。
「それは、これからきちんと説明しよう。ああ、それから、これは私の部下のシロガネ中尉です。」
「シロガネ タケルです。よろしくおね・・・・って、その部隊章?!あなたたちはA-01連隊なのですか?!」
「なっ?!なぜそれを???」
碓氷たちは驚愕した。
それはそうだ。A-01の部隊名は秘匿対象であり、トップシークレットに属する。
対外的にはおろか国連軍内部でも知る者はわずかだ。
それを、わけのわからない異星?の軍人が知っているというのが本当に信じられない事であった。
「タケル・・・・頼むから俺が話す前にやらかさないでくれ・・・」
俺は、ほんとうに嫌そうに、シロガネ中尉に向かって言った。
「はぁ・・・・すみません、中佐。」
タケルちゃんはあまり反省してなさそうな態度で応えている。

「では皆さんに説明をしよう。」それから俺は、純夏の事や俺の転生、タケルちゃんのループや転移の話はぼかしながら、このエレミア星系の事、BETAが急に現れて来て現在掃討作戦を行っていて順調に推移している事、そしてタケルちゃんはもともと彼らのいた世界の並行世界から飛ばされてきたため、地球の状況を良く知っているという事、そして俺はタケルちゃんから事情を聞いていてBETAを滅ぼす事を心に決めている事、などを話した。

もっとも一番食いついてきたのは、タケルちゃんがA-01をなぜ知っていたかだった。
それは正直にA-01最後の生き残りとなった第9中隊にタケルちゃんが配属された為と答えた。
ただ、時間の流れに問題があり、彼らにとっては未来から来たことになり、一見すると矛盾があるように思われたが、そこは同じ時間軸の流れではなく、多少ズレていて並行世界の方がやや進んでいたからでは?という答えで納得してもらった。
碓氷以下のA-01の衛士たちは、第9中隊のメンバーを知りたがったので、答えていたらとんでも無い事実が判明した。

「シロガネ中尉、あなたが
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