暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
人形-マリオネット-part4/復活のファウスト
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ズはムサシと組みながらサイトを探していた。しかしこのとき、ファウストはジュリオが召喚したゴモラとリトラの二対を相手にしており、その激しい激戦の余波を受けないようにしなければならない。今はギーシュたちも別行動という形でサイトを探すのを手伝ってくれているが…。
すると、周囲の建物の飛び散った破片がルイズたちの近くに飛んできて、彼女やその周囲にいる、逃げ遅れている人たちにどよめきが走る。
「ひゃああ!!」
「ルイズちゃん、落ち着いて!大丈夫、たいした破片じゃない!」
動揺を誘われるようなことが起きた場合はムサシがフォローに入ってくれる。一人だと正直不安ばかりが増すものだ。
…ただ、ルイズは今回の事件について、いつも以上に不安を感じていた。理由はわからない。だけど、なぜか誰かの恐怖の感情を過敏に感じ取ったような感覚を覚えていた。
こうしている間にもファウストがゴモラたちと激闘を繰り広げている。
「くぅ…もう、こんなときにサイトはどこに行ったのよ…!」
「大丈夫だルイズちゃん。僕が一緒に探してあげる。たぶんサイト君はハルナちゃんを探しているはずだ」
「そんなことはわかってるわ。ちょっと愚痴りたくなっただけよ」
本当なら常に自分の傍にいるはずのサイトがここにいないことに、ルイズは頭上から来るかもしれない破片に怯えながら悪態をついた。
それから少しの間をおいた後、二人はすでに避難が完了した地点まで到着した。そこで、ジュリオがなぜか倒れているのを発見する。
「ジュリオ、大丈夫!?」
「ぐぅ…ルイズ、君か」
ルイズとムサシは駆け寄って彼の容態を見る。
ちょうどその間、リトラが突如ファウストの光弾を受けて落下、それに激昂したゴモラがファウストに向けて猛反撃を加え始めていた。そして、ファウストに向けて必殺の光線をお見舞いしてやろうとすると、ファウストもまた自分の最強の光線技で応戦しようとしていた…そのときだった。
ヒュンヒュン!!と音を立てながら、ゴモラとファウストが同時に放ってきた必殺光線の間に、何かが風を切りながら近づいてくる。そして、どこから投げつけられてきた二つの銀色のブーメランがゴモラの超振動波を、ファウストの必殺光弾〈ダークレイ・ジャビローム〉を金色の光線が飛んできて防いだ。
相殺された二つの必殺光線のエネルギーが暴発し、ファウストとゴモラを互いに反対方向へ吹っ飛ばす。そして、二体の間にさらにもう一人…巨人がドスン!と降り立つ。
「ウルトラマン、ゼロ…」
新たに現れた…これまで何度もこの世界を救ってきた若き英雄、ウルトラマンゼロがそこに立っていた。


「…現れたか、ウルトラマン」
ファウストは現れたゼロを見てそう呟く。
「ハルナ…」
そんな彼女を見て、ゼロは憂うように呟く。
ジュリオは言っていた。彼女はもう自分の知
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