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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
人形-マリオネット-part4/復活のファウスト
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だ乗ってこない二人に問いかける。
「…わかった!こうなったら僕も乗ってやるよ!」
「え、ええぇ〜…」
正直流されている感が否めないが、結局レイナールとマリコルヌの二人も飛び乗った。
「ルイズ、気をつけて。もし危険とわかったら」
「…はい、わかっています」
アンリエッタが最後に言ってきた言葉の意味をすぐに理解した。虚無の魔法のことだろう。万が一自分が他に打つ手がない事態に陥ったら、迷わず虚無の魔法を使って離脱しろ、ということだろう。
「姫様、お気をつけて。アニエスも姫様を…女王陛下を頼んだわよ!」
それは確かにと考え、ルイズはアンリエッタと、彼女の隣に控えていたアニエスに向かって言いながら、仲間たちと共にリトラの背に乗ってトリスタニアの上空へ飛んでいった。



「キシャアアア!!」
「獣ごときが…あたしに歯向かうのか…ッ!」
自分に向かってくるゴモラに対し、ファウストは突き出された角を正面から両手で掴んで踏みとどまる。ゴモラはさらに力を挙げて突進を再開しようとする。
ファウストはそんなゴモラの動きを観察しつつ、わざと角を掴んでいた腕の力を弱め、自身の右方向に移動する。すると、ゴモラは突進を再開するも、ファウストが同時に右によけてしまったので空振りに終わってしまう。
大きな隙を見せてしまったゴモラの背後から、ファウストは始末してやろうと近づいていった。
サイトもファウストとゴモラの戦いをちょうど目に入れていた。本来なら怪獣が悪役側、ウルトラマンがそれを対峙する正義の味方ポジション。だが今回は…その逆だ。あのゴモラは間違いなくジュリオが使役している個体だ。城に近づけさせないように、城からファウストを遠ざけながら戦っている。怪獣の中には人間でも驚くほどの思考力を持つ個体もいるらしいが、あのゴモラには本来、一つの建物を壊されないように気配りしながら戦うような器用な真似はできないはずだ。
だが…今はそんなことは重要ではなかった。
ゴモラも初代ウルトラマンを苦しめたほどの強さを持つ怪獣。ファウストでもてこずらされることとなった。
「ガアアアア!!」
「ヌゥ…!!」
背後から近づいてきたゴモラの尾の一撃がファウストに直撃し、彼女は一時バランスを崩す。尾の攻撃を受けたファウストは、さらに続けてゴモラの体当たりを受ける。体当たりを食らってダメージこそ受けたが、すぐに体勢を立て直したファウストは、手から闇のエネルギー弾〈ダークフェザー〉を数発ほど発射、ゴモラの体に火花を散らさせる。
すると、ゴモラはその弾幕を強引に、自身の体を前転させながら、ファウストの頭上から尾を振りかざし、ファウストの脳天に尾を叩き込んだ。
「ハルナ…!」
ファウストの正体を知っているため、ファウストのダメージは同時にハルナへのダメージにもなる。それは、サイ
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