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フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第四章 タルブでの戦い
青き少女の因縁
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いくつも光る赤い目。聞こえてくる呻き声、何かを引きずるような音、カチカチと歯が鳴る音。
数えるのもおぞましくなるそれらは、ここからでも分かる。確かに死体だ。
そう死んでいるはずなのだ。なのに、何故、何故、ナゼ・・・・
ナゼ、ミンナウゴケテイル・・・!?
思わずバッと顔を背けた。体の震えが止まらない。顔の血の気が引いていくのが止まらない。冷や汗が止まらない。吐き気が止まらない。
止まらない止まらない止まらない――――分からない、どうしたらいいのか分からない。
とうとう私は崩れ落ちて蹲った。自分の杖にしがみ付くようにするのが精一杯だ。
不意に誰かが背中をさすった。誰なのか確認する気も起きない。が、背後からその主が声をかけた。
『そうだ、他の連中から聞いたのだが、君はどうやら彼らからの仕事に手を抜いているそうだな。』
その言葉に私は思い当たるものがあった。殺せと言われたのに止めを刺さなかったり、取ってこいと言われたのに偽物を持って行ったり。母様をあんな風にした王家に対する、せめてもの反抗のつもりだった。
だが、それは最悪の形となって私に跳ね返ってきたと知ることになる。
『私としてはお前とはもう少しの間仲良くやっていきたいのだよ。お前は私の大事な姪なのだからな。お前もそうであろう。』
叔父は私の耳元に近づき、死の宣告より恐ろしいことを告げた。
『大切な母上を、下にいる連中の仲間入りにさせたくないだろう。』
それは母様があいつらと同じになるということ。
絶望に染まりながらゆっくりと顔を上げると“彼”と目があった。手当てをしてくれた“彼”。話相手になってくれた“彼”。励ましてくれた“彼”。それら全てが、まるでなかったことのような無表情にこちらを見つめる彼を見た最後、
私はゆっくりと意識を手放した。
その日以来、“彼”が私の前に現れることはなかった。
――――――――――――
翌朝、王家から出された任務にタバサは出発することとなった。いつも通り、簡単な準備をし、即出るつもりだった。
ただ一つ予定外だったのは、
「私も一緒
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