第4話 招待状
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もまだまだよ。ゆくゆくは父さんを超える遊撃士になってやるんだから」
「それは大きくでましたね。ですがエステルさんならいつかなれる気がします」
「ありがと。ところで小腹すいたからそこでアイス食べていかない?」
「いいですね。行きましょう♪」
小休憩をするため百貨店の近くにあるベンチでアイスを食べながら休むエステル達。
そんな中、エステルはあることを切り出した。
「メルトさんって時々思い詰めた様な顔をしてるんだけど何か悩みでもあるの?」
「え…?」
それは図星だった。
エステルの予期せぬ言葉に言葉が詰まり何も返せなかった。
「あたしはメルトさんの事、あまり知らないけどたまーに思い詰めた顔をするから気になっちゃって」
「…実はレンちゃんと同い年で心配な娘がいるんです」
「心配な娘?」
「はい。とある事情で親と上手く行ってなくて…決して親が嫌いとかその逆ではないのですが」
「反抗期って訳でもないのよね?」
「はい。なので余計に心配で…」
「うーん。あたしは今の話ししか聞いてないからはっきりとは言えないけどお互いに嫌い合ってるんじゃないならきっと大丈夫よ」
「大丈夫ですか?」
「うん。親って言うのは子供の為なら何でも出来ちゃうのよ。百日戦役の時にあたしを救ってくれたお母さんや何だかんだいいながらあたしに危害が及ばないように軍を動かしている父さんのように。
今はぎくしゃくしちゃって変な感じなのかもしれないけどちょっとしたきっかけがあれば仲直りするわよ」
「エステルさん…ありがとうございます」
エステルはとにかく明るく「太陽の娘」という言葉が当てはまる。
高い所で地上を照らし人々を導く太陽のように、皆の進む道を明るく、希望となり得る存在だ。
「さてと…遅くなっちゃったし1回遊撃士協会に戻りましょ」
「あ、その前にエステルさんに手紙があります」
「あたしに手紙?」
「はい。ヨシュアさんという方からです」
「……………え?」
エステルはヨシュアからの手紙を受け取り、セントハイム門に急いで向かっていた。
気を利かせたメルトによって遊撃士協会にいる皆には事情を話しておくので向かうように言われたからだ。
セントハイム門の長城の上には七曜協会の巡回神父、ケビン・グラハムがいた。
ケビンによるとメルトが手紙を受け取った男性と同じような人に手紙をもらい、ここに来たらしい。
このことについて考察を始めた矢先、結社の人形兵器が表れた。
これを難なく退けたがエステルが自分たちを始末する為の罠だと気付き、ケビンと共に遊撃士協会へ向かう。
遊撃士協会ではアガットを始めとする全員が睡眠薬で眠らされており、カウンターの上には「娘2人と公爵は
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