第15話:ボルシャック・ドギラゴンの弱点
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
マのカードが盗まれる事件が相次いで発生しているんだ。それで調べてみたら、盗んでる人達が私達と同じ、中学生なの」
「ふ〜ん、それで?」
興味なさでに勝は結衣に問い掛けた。
「それでって、なにも感じないの?」
「なにも感じないわけじゃない。ただ、どうすれば良いのか、聞いているんだ」
結衣の問い掛けに、勝はそう言った。それを聞いた結衣は「はぁ」と溜め息を吐き、なにやら少し後悔したような顔だった。
だが、ここまで話したからには最後まで話すことにし、結衣は覚悟を決めた。
「それで一つ、ショウに頼みたいことがあるんだけど…」
「頼みたいこと…?」
「実は……―――――」
勝の問い掛けに結衣は彼の耳元で説明した。
「えっ!?」
それを聞いた勝は驚いてしまった。
それから時間は少し経過し、生徒会室。
あの後、勝に依頼をした結衣は勝と別れ、一人、生徒会室に戻っていた。
「はぁ」
ふっと、結衣は溜め息を吐いてしまった。
理由は勝に頼んだ依頼は彼らの運命を大きく変えるかもしれない内容だったからだ。
同時に……―――――
―――――本当にこれで良かったのか?
と。脳裏でそう思い、1枚の写真と1枚のデュエマのカードを取り出した。
「兄さん≠ネらどうしたんだろう?」
一方、多目的室では……―――――
「呪文、《ゴースト・タッチ》。相手の手札を1枚、見ないで選び、捨てさせる」
「っ!?」
―――――勝と龍牙の二人がデュエマを始めていた。
理由はユイが来る前、龍牙が《ボルシャック・ドギラゴン》の弱点を知っていると言っていたので、それが何なのか、勝は気になり、龍牙とデュエマを始めたのだ。
「ドロー。マナをチャージ。《トップギア》を召喚」
「俺のターン。ドロー。マナをチャージ。呪文、《ブレイン・タッチ》。こいつも、手札を1枚、捨てさせてもらう」
「っ!?」
2ターン連続の手札破壊。これではいつもの動きができない。脳裏でそう思った勝は急いで打開策を探すも、今の手札ではどうすることもできず、とりあえずマナを貯め、ターンを返す。
「俺のターン。ドロー。マナをチャージ。呪文、《エナジー・ライト》。山札からカードを2枚、ドロー。ターンエンド」
今度は手札補充。明らかに勝との手札差をつけようとしている。
すると、勝はあることに気が付いた。
「そのデッキ、ドロマー=H」
「まさか、青黒≠ニいう可能性も高いぞ」
勝の問い掛けに龍牙はそう言った。
「いや!どう考えても、それ、ドロマーだろ!」
「何気
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ