95戦闘後
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旅行のしおりを見ながら誘いをかけていた。最初アーシアの体力がやたらあるのに驚いたけど面白かった。
「もう、終わりだわ!」
悲鳴をあげる女性の声。部室の中央からだ。
見れば銀髪の女性――ロスヴァイセが号泣していた。
「うぅぅぅぅっ! 酷い! オーディンさまったら、酷い! 私を置いていくなんて!」
オーディンに置いていかれたそうだ。
「リストラ! これ、リストラですよね! 私、あんなにオーディンさまのためにがんばったのに日本に置いていかれるなんて! どうせ、私は仕事がデキない女よ! 彼氏いない歴=年齢ですよ!」
もう、やけっぱちになっている。
「もう、泣かないでロスヴァイセ。この学園で働けるようにしておいたから」
リアスさんがロスヴァイセの肩に手を置く。
「……グスン。ほ、本当に?」
「ええ。希望通り、女性教諭ってことでいいのよね? 女子生徒ではなくて?」
「もちろんです……。私、これでも飛び級で祖国の学び舎を卒業しているもの。歳は若いけれど、教員として教えられます」
そういえば北欧のヴァルキリーのなかでも成績優秀の期待の新人だったっけ、ロスヴァイセって。
「けど、私、この国でやっていけるのかしら……? かといって国に戻っても『どのツラ下げてオーディンさまのあとから帰還したのか?』って怒られるでしょうし、あげくの果てに左遷されそうだし……っ! うぅ……せっかく安定した生活が遅れそうな職に就けたのに!」
相当落ち込んでいる。護衛するべき主神がボディガード残して先に帰還してたら、どのツラ下げてってことになる
なんだかんだて、リアスさんに買収されたロスヴァイセは『戦車』の駒で悪魔化した。
続く
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