第三章
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本当に馬鹿だよな」
「何もわかってないな」
キャスター二人とだ。同じ様な批判が書かれていった。
「何でこういう奴等って加害者の人権言うかね」
「被害者の気持ち考えないんだ?」
「どう考えても頭おかしいだろ」
「この連中何処から金もらってんだ?」
「カルトじゃないのか?もうな」
人権派の言葉はネットでは圧倒的な批判を浴びた。テレビで彼等が何を言ってもだ。無論新聞でもだった。このことに対してであった。
首相は官邸の自分の席でだ。官房長官に言った。
官房長官は首相の前に立っている。その彼に言ったのである。
「死刑自体もな」
「そもそもそれ自体がですね」
「彼等は廃止しようと言うが」
だがそれでもだというのだ。
「それは結局無理なのだろうな」
「そうですね。人を殺せばです」
「死刑にするしかない」
政治家らしく割り切った、現実を見た言葉をだ。首相は出した。
「結局のところはね」
「そうですね。そしてです」
「そうだ。無期懲役にしても」
「それだけ犯罪者を税金で養うことになりますから」
「それもな。国民感情としてはな」
その基になる人間としての感情ではだった。
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