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ep.026 襲撃者 その2
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ていた。
「ああああああああああああああ!!!!!!」
死神は怒りで雄叫びを上げた。
完全に獲物を逃してしまったのだ。
仁はとある廃ビルにて目を覚ました。
横を見ると1人の青年が缶コーヒーを飲みながらこちらを見ていた。
「アンタは誰だ?」
「俺は"的場 聖持"だ。」
人を助けたのは的場だった。
向子に保護されていた的場は仁が向子と遭遇したその日に、向子から仁を守るように指示されていた。
「あれ? 俺の携帯が.....。」
「君の携帯はウイルスを掛けられてたから位置情報を特定されないために処分しておいた。」
的場は仁が落ち着きを取り戻したことを確認すると、1つの選択を開示した。
「さっき経験したようにここから先は死を覚悟する必要がある。 君がここで降りるとしても、俺が責任を持ってこれからも君たちを守る。 協力してくれるとしてもそれは同じだ.....どうする?」
仁は少しの間解答に迷ったが、こうなってしまったのには自分の責任もあった。
それを他人に任せて自分は何事もないように過ごすなんて我ながらむしが良すぎると思った。
それに.....
『佳奈は俺が守らなきゃならないんだ。』
仁は的場の顔を見て答えを出した。
「協力します。 これは俺の問題でもありますから。」
仁の解答を聞いて的場は手を差し伸べる。
仁はそれが"握手"だと理解して的場の手を強く握り返す。
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