第一話「九龍から来た女」
”九龍から来た女”2
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警察室。
PW「制服と、手帳、手錠・・・無線機、警棒、拳銃は後で装備課からもらってくれ。」
制服は他の日本の警察官と殆ど変わりない。
旭日章に「RP」の文字が入っているのと、「鉄道警察」のワッペンぐらいだ。
チェン「はい。あ、ところで・・・セイデン手裏剣なんですが・・・・。」
PW「何も言わないよ。ただし、他の乗客に当てるような真似はやめてくれよ。」
チェン「はは・・・気をつけます。それはそうと制服についてなんですが・・・実は私、こういうものを・・・。」
チェンがトランクケースを開けて何かを引っ張り出してきた。
まず、黒い防弾チョッキ。背中には「POLICE・警察」と書かれている。他に、カプラー製のヘルメット。
PW「香港警察の装備品か。」
チェン「こっちの犯罪者がどれほど凶悪かはよく分かりませんが、念のため、持ってきたんです。」
つばさ「まあ、備えありゃ憂いなしだな。日本の警察は装備をよくケチるし・・・。」
PW「いいだろう。相手が『人間以外』じゃないと苦労もするだろうし・・・。」
チェン「・・・ブラッチャー、ですか?」
PW「うん。最近、ユーロというのが先方部隊のリーダーになってな。かなり活動が活発化しているよ。」
つばさ「あんたも気をつけなよ。ところで、突然だがあんた・・・新幹線はどれが一番好きなんだ?」
チェン「新幹線?みんな好きですよ。0系と200系は特に。かわいいお鼻が・・・。」
つばさ「・・・100系と300系は?」
チェン「イケメンさんも好きですよ・・・来月から、乗れなくなるんですよね。」
つばさ「ああ・・・その前に、会いに行くか?」
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