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ヒカリアン・フォーエバー
第一話「九龍から来た女」
”九龍から来た女”1
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正確には旧万世橋、交通博物館の跡地にある。
そこへ向かう途中、ちょっとトラブルがあった。
電車内で、見るからに不良めいたのが数人、女の子−小学生ぐらい−を取り囲んでいたのだ。
ポリスウィンたちがやめるように警告すると
「電車が偉そうに言うんじゃねえぞ!!」と殴りかかってきた。もちろん直ちに制圧した。
心配したチェンが女の子と向き合う。とたんに双方は
「あ・・・。」
と笑顔になる。
「アオバちゃん?」
「何だチェンか。ヒカリアンのみんなも。」
二人とも知り合いだったのだ。
ヒカリアン達の注意がそっちに逸れた一瞬だった。不良の一人がチェンにとびかかった。右手には銀色の物・・・。
が、次の瞬間、不良は凄まじい悲鳴を上げ、ナイフを右手から落としていた。右腕から出血していた。
チェンの方は手に何か握っていた。ナイフを振り上げた不良の手がそっちから突き刺さっていったのだ。
それは、台形の形をした物体。ヒカリアン達はそれに見覚えがあった。つばさやポリスウィンの頭にもついてる。静電アンテナ。電圧を測るために各種電車の屋根についているものだ。
本物はもっと大きい(ヒカリアン状態は別)から、形だけ真似たものだろう。
チェンが口を開く。
「今度馬鹿な事考えたら、投げつけるわよ。このセイデン手裏剣を。」

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