第33話 決意の砲火
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戦闘回避の可能性は、
非常に低いものと言わざるを得ません。
オーブは全国民に対し、都市部、及び軍関係施設周辺からの退去を命じ、
不測の事態に備えて、防衛態勢に入るとのことです。
我々もまた、道を選ばねばなりません。
現在アークエンジェルは脱走艦であり、我々自身の立場も定かでない状況にあります。
オーブのこの事態に際し、我々はどうするべきなのか、命ずる者もなく、
また私もあなた方に対し、その権限を持ち得ません。」
アークエンジェルクルー達
「「ぁぁ…」」
アークエンジェルクルー達は隣の人と意見を出し合っている。
マリュー
「回避不能となれば、明後日0900、戦闘は開始されます。オーブを守るべく、
これと戦うべきなのか。そうではないのか。我々は皆、自信で判断せねばなりません。
よってこれを機に、艦を離れようと思う者は、今より速やかに退艦し、オーブ政府の指示に従って、避難して下さい。」
アークエンジェルクルー達はざわついている。
マリュー
「私のような頼りない艦長に、ここまで付いてきてくれて、ありがとう!」
Sideout
Side キラ・ヤマト
カガリ
「キラー!ぁハァハァ…キラ!キラ!あのぉ…」
キラ
「ちょっと落ち着きなよ。そんな服着てる人が慌ててると、みんなが不安がるよ?」
カガリ
「え?そ…そうか…そうだな、いやでも…オーブが戦場になるんだ!…こんなこと…ぅぅ…」
キラ
「でも正しいと思うよ。僕は。」
カガリ
「え?」
キラ
「オーブの執った道。一番大変だとも思うけど。」
カガリ
「キラ…」
キラ
「だから、カガリも落ち着いて。コウキさんも動いているし、僕も守るから。」
カガリ
「ぁぁ…」
キラ
「お父さん達が守ろうとしているオーブって国をさ。」
カガリ
「キラー!」
カガリはキラに抱きついた。
キラ
「うっ…あいや…だからさ…ね。」
Sideout
Side ムルタ・アズラエル
アズラエル
「要求は不当なものであり従うことは出来ない。
オーブ連合首長国は今後も中立を貫く意志に変わりはない。
っは、いやぁ流石、アスハ前代表。期待を裏切らない人ですねぇ。
ほんとのところ、要求飲まれちゃったらどうしようかなぁと思っていたのですよ。
あれのテスト、是非とも最後まで頑張り通していただきたいものですがね。」
Sideout
Side マリュー・ラミアス
マリュー
「ハァー。」
フラガ
「なに黄昏れてんの?艦長さんが。」
マリュー
「ぅ…」
フラガ
「結局退艦は11名。みんな凄いじゃないの。ジョシュアがよっ
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