476部分:第六十七話 豪州という地その一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第六十七話 豪州という地その一
豪州という地
オーストラリアに着いたアイオリア達。まずはシドニーの空港を出てレストランに入る。いきなり木造でログハウスの様なレストランに入った。
外装も内装もワイルドでありしかも広い。中に入ると大柄な男達がこれでもかといる。聖闘士達はまず彼等を見て驚かさせられたのだった。
「でかいですね」
「しかもでかいだけじゃなくて」
「筋肉も凄いですね」
誰もがその巨体を誇示していたのである。
「アルデバラン様程じゃないですけれど」
「モーゼスやアルゲティ程には」
「体格がありますね」
「そうだな」
アイオリアも青銅の者達のその言葉を背中で聞いて応えた。
「確かにそれだけはあるな。全員な」
「オーストラリア人ってそんなにでかいんですか?」
「あれだけ」
「いや、あれはだ」
ここでダイダロスが青銅の者達に話した。
「特別だな。ラグビーをやっているようだな」
「ラグビーか」
「そうだ。ラグビーはオーストラリアで盛んなスポーツだ」
こうダンテにも述べるダイダロスだった。
「だからだ。それをやっている者達だろうな」
「ラグビーはそれだけ体格が必要なのか」
「体当たりに次ぐ体当たりをし合う」
まさにそういうスポーツだというのである。
「それだけのものが必要になる」
「そうか。だからか」
ここまで聞いて納得した顔になるダンテだった。
「では彼等はオーストラリア人達の中でも特別か」
「そう思っていい。それでアイオリア様」
「ああ。食事だな」
「はい。実はこの店はムウ様が手配してくれた店でして」
そこまで気配りを忘れていないムウだった。
「おそらく確かな店かと」
「そうか。ではここでオーストラリア料理をだな」
「そうなります。では席に着きましょう」
やって来た店の者の案内を受けて席の一つに着く。七人どころか十人は座れる見事なテーブルに案内されそこにそれぞれ座る。それからだった。
アイオリアは店の者に注文する。そのメニューは。
「オーストラリアの料理は何が有名なのだ?」
「我が国の料理ですか」
「そうだ、それだ」
実はこの国の料理について何も知らないのである。
「それは一体何だ?」
「そうですね。羊ですかね」
店の者は暫し考えてからこう述べてきた。
「羊料理でしょうか」
「羊か」
「あとはオージービーフですね」
つまりオーストラリアの牛肉である。
「そうしたものを使った料理が多いですね」
「羊に牛か」
「どちらにしますか?」
今度は店の者がアイオリアに問うてきた。
「どちらもお勧めですが」
「そうだな。ここは」
「ここは羊が有名なんですよ」
「それもかなり」
少し迷い
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ