ガンダムW
1519話
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基地は廃棄されたという名目とは裏腹にライフラインの類は生きているし、普通に暮らす分には全く何の問題もなかった。
最初こそ盗聴器とか盗撮カメラとかあったが、スライムで全て破壊して吸収したし。
「ハワードのところに行けば、数日くらいはゆっくり出来るだろうし……それが終われば連合軍に接触するから、そっちでも結構ゆっくり出来るだろ。もう少しだから、我慢してくれ」
「別に構わないわよ。その辺は何とも思っていないもの。ほら、行きましょ」
少しだけ強がりだと理解出来る凛に引っ張られ、俺は基地の中を移動していく。
トレーラーの件でもう少しだけ調べたかったけど、その辺はカレーを食べた後でいいだろう。
にしても、本当にこの基地とももう少しでお別れなんだよな。
凛だけではなく、何だかんだと俺も結構名残惜しく思っている。
……今まで別の世界に来てそんな風に思った事は殆どなかったんだが。
そう考えるも、すぐに納得してしまう。
何故なら、ここは俺と凛、綾子の愛の巣と表現してもいい場所になっていたのだ。
だからこそ、こうして名残惜しく感じてしまうのだろう。
そんな風に考えながら……俺は来るべき日を待つ為、残り少ない蜜月生活を楽しむ決意をする。
それから数日後……俺と凛と綾子は、ハワードに会う準備が整ったとマフィアの男から連絡を貰う事になる。
「……あの建物か?」
「はい。向こうは既に待っています。後はアクセルさん達が行けば、話は進みます」
俺の言葉に、マフィアの男がそう告げる。
現在俺がいるのは、黒塗りの高級車の中。
その高級車の窓から見える建物を目にして、目の前の男と会話を交わしていた。
ちなみに、この高級車に乗っているのは俺だけだ。
凛と綾子の2人は、念の為に基地へと残っていた。
まぁ、これまでの付き合いからないと思うが、もし万が一にもマフィアの連中が基地の中にある……かもしれない俺の荷物を狙って侵入してくるという可能性は十分にある。
もしくは、ダイヤを持っている俺への人質として凛や綾子を襲うという可能性も。
ただまぁ……もしそんな事を考えて基地に襲撃をした場合、色々な意味で後悔する事になるのは間違いない。
凛にしろ綾子にしろ、この世界の人間が生身でどうこう出来る相手ではない。
それこそ、ネギま世界の住人並の戦闘力を持っているのだから。
魔術とかそういうのが存在しないこの世界において、ヒイロや五飛といった生身での戦闘に自信がある者であっても凛や綾子に勝つ事は不可能だと思う。
ああ、でも凛はあくまでも普通の人間だし、拳銃とかを使われたら……そう思うものの、それでも俺の中では何故か凛が負ける光景が思いも寄らない。
それこそ魔術を使って弾丸を防ぎそうな気が
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