ガンダムW
1519話
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もこちらとしてはトールギスをハワードに見て貰う為には、そっちの方がいい。
「とにかく、このトレーラーはこっちで使い潰す事になるかもしれないが、それは構わないんだな?」
「え? ああ、はい。それは構いません。これはもうアクセルさんの所有物ですから。けど、整備の方もしっかりとしてありますし、そう簡単に使い潰されるといったことにはならないと思いますけど」
整備がしっかりしていると言ってるのも含めて、使い潰される事はないと自信を持っているのだろう。
しっかりとダイヤで資金を払っているせいか、どうやらその辺のフォローもきちんとされているらしい。
向こうにとっては、それだけ俺が上客だという事か。
「そうである事を祈ってるよ。じゃあ、ハワードとの面会の方もなるべく早めに頼む。このトレーラーにMSを積むというのも慣れないといけないが……まぁ、その辺は普通に動かす事が出来るだろう」
W世界のMSはSEED世界のMSと操縦システムが細かく違っていた。
だが、MS運搬用トレーラーとなれば、それこそ普通の車と操縦方法に関しては殆ど変わらないだろう。
まぁ、トレーラー部分を動かしたりするのが多少違うかもしれないが、それでもある程度慣れるのは難しい話ではい。
最大の問題は、やっぱりトールギスを積み込めるかどうかだが……その辺は試してみるしかない、か。
仮にもMS運搬用トレーラーという、軍用車だ。リーオーを運べるのだから、トールギスも問題なく運べる……と、いいんだが。
「ええ、マイク・ハワードとの面会についてはこちらの方でも手を尽くしていますので、数日中に良い話を持ってくる事が出来ると思います」
そう告げ、男は去っていく。
その後ろ姿を見送り、俺は早速トレーラーを基地の格納庫の中へと運び込む。
そうしていつものようにスライムを使ってトレーラーに妙な物……盗聴器の類が仕込まれていない事を確認する。
うん、こうして調べてみた限り、その辺は必要ないな。
まぁ、基地に仕込んであった盗聴器や盗撮カメラを根こそぎ破壊されたのは、マフィア達にとっても驚いたのだろう。
向こうにとっては、ちょっと洒落にならない驚きだっただろうし。
しかも、その類の物は仕掛けていないと言っていたのだから、向こうも文句を言う事は出来ない。
そうして空間倉庫の中にあったトールギスをトレーラー部分へと乗せる。
勿論リーオー用に作られているトレーラーで、トールギスを乗せるようには出来ていないのだが……
「お? これは結構……いけるか?」
リーオーとトールギスだと、重量的にトールギスの方が上だ。
だから、下手をしたらトレーラーのタイヤの部分が潰れるかと思ってたんだが……多少タイヤが潰れているように見えない事もないが、
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