第59話 サソリvs一方通行
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ダに滝壺が近づいて来た。
「惚れたら麦野に殺されるよ」
「だ、誰が惚れたって言った訳よ」
波状攻撃により反射波と新たな爆波が重なり合い、強烈な閃光と爆音がグワングワンと超新星爆発のように広がっている。
「ガァァァ......はあ、はあ」
サソリからの予想外の攻撃にアクセラレータは、キンキンと沸る高エネルギーの中で必死に演算能力にチカラを裂いていた。
「!?ソウキタカ」
「かなりマズイ状況だね。助けにいった方が......」
白井のテレポート能力により一瞬で移動した麦野が緑色の球体を出現させながら真後ろに移動するとメルトダウナーを乱発する。
「ッ!?」
ゼツは四つのメルトダウナーを身を翻しながら飛び上がった。
「私らを前に随分余裕ね」
外したが不気味に麦野は笑みを浮かべた。
「危な!?まともに喰らったらまずかったね」
「でもそっちは要注意よ」
「はぁぁぁぁー!!!」
絹旗が拳に空気を巻き込みながら、驚異的なジャンプをしてゼツの上空から背後に拳を突き出した。
「あが!?」
ゼツは前のめりに転がるように地面に叩きつけられた。
ゼツの身体に電撃の蒼い電撃がバチバチと流れた。
「超サンキュー!」
「いえいえ、こういう補助しかできませんわ」
絹旗の下方には、泡浮が能力を展開していた。
泡浮万彬
強能力(レベル3)『流体反発(フロートダイヤル)』
使用者とその周囲の浮力を増減させる能力
絹旗を中心に浮力を上昇させると泡浮は、目で合図をした。
すると、体勢を崩したゼツに湾内が水の塊をフワフワ浮かせると目の前に移動させた。
佐天が赤い隈取をしてその水の塊に能力を解放すると......
「アイスニードル!」
「!!」
水の塊は瞬時に凍り出して、鋭いトゲが一面に広がる。
ゼツは後方に下がりながら、巨大な木をトゲ状に伸ばして氷のトゲを相殺するが一つがゼツの腕を貫通した。
「ぐっ!?」
氷のトゲを叩き折ると、不快そうに腕に刺さったトゲを抜いた。
しかし、間髪入れずに御坂がコインを弾くと電磁誘導の原理によりバチバチと音速の三倍以上のスピードで打ち出した。
「オノレ......」
ゼツは印を結ぶと右手をレールガンに向けるとまるで電撃を吸い込むように電撃の光線が跡形もなく消えた。
「「「!?」」」
打ち消された!?
御坂さんの能力が?
佐天達は目の前で起きた事態が飲み込めずにいる。
しかし、御坂は青い顔をして冷や汗を流し出した。
あたしの攻撃をあしらえる能力者なんてあのバカ以外には......
「オ返シダ」
ゼツは左右の手を入れ替えると反対側の掌に真っ赤に染まった波紋状の眼がギロリと開いて御坂が放った十億ボルトの大電撃がそのまま飛び出してきた
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