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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic18強欲が招くは破滅への戦火〜Big Banquet〜
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た列車砲・“ディアボロス”が映し出される。前に2基、後ろに2基の旋回式台車が計4基あり、車輪1つ1つがレールの軌道に合わせて曲がるようになっている。
そんな“ディアボロス”を牽引するのは、台車と連結されている表面が滑らかなミサイルのような車体を有した装甲列車・“ケルベロス”と“オルトロス”だ。前部は各4両編成の計8両で、先頭車両以外の屋根には砲台が備え付けらている。車両によって砲塔の向いている先が別々で、防衛用と思われる。
後部は5両編成の計10両だ。“ディアボロス”の台車と連結されている2両だけは他の車両に比べて二回りほど大きい。続く残りの8両の屋根には砲台が備え付けられており、おそらくこれも防衛用のものだろう。
『列車砲ディアボロス管制機デルタからプライソンへ報告! ウォルカーヌスT・Uにムオーデル装填。電磁加速システム・砲身冷却システム、オールグリーン』
「カウントダウンを始めろ!」
『発射カウント開始! 10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、ファイア!』
“ディアボロス”に備え付けられている前方の砲台・ウォルカーヌスTより巨大なミサイル・ムオーデルが発射された。続けて後方のウォルカーヌスUより『ファイア!』もう1発、ムオーデルが発射された。途轍もない衝撃と轟音だったが、この付近一帯は無人であるためそうそう気付かれることはないだろう。
『ウォルカーヌスT・Uの冷却を開始。次弾装填スタンバイ。砲身の冷却完了後、即時次弾を発射しま〜す』
『コンテナミサイルは順調に飛行中。着弾予測時刻は19時ジャスト』
アルファからの報告通り新たに展開されたモニターに表示されたマップに、目標地点である地上本部を示す赤く光るポイントへ向けて、コンテナミサイル・ムオーデルを示す矢印が表示される。右上にタイムカウントも表示され、19時が迫って来ていた。プライソンは肘掛に腕を置いて頬杖を突きながらムオーデルを示す矢印を眺める。そして・・・
『19時まで残り30秒』
モニターには映っていないが、ここでムオーデルに変化が訪れる。コンテナミサイルと呼ばれるソレは、格納しているミサイルの種類によって名称が異なる。ムオーデルと称されるコンテナミサイルには10機の散弾ミサイルが格納されている。
レールガンによる飛行速力が弱まってきたことでそんなムオーデルはバラバラになり、その中から小型の散弾ミサイルが出現。地上本部の上層階へと向かって行き、『19時になりました』という報告と同時、10機のミサイルが炸裂した。地上本部が有する物理シールドに拒まれはしたが、僅かに弱まらせた。
『2発目が着弾します。4、3、2、1、着弾』
2発目のムオーデルが物理シールドに着弾し、シールド強度をさらに低下させる。地上本部のリアルタイム映像が新
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