ガンダムW
1518話
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との面会はどうなってる? 出来る限り早く会いたいんだが」
「……そうですね。こちらとしても一応手は尽くしていますが、そもそもこの近辺にいる訳ではないので、会うにしてももう数日は掛かるかと」
あー、そうだよな。俺達みたいに転移魔法やシステムXNを実用化してる訳じゃないんだし、そうなれば当然向こうもこっちに来るのに時間が掛かるのか。
そうなると、さて、どうしたものやら。
可能であれば、すぐにでも会いたいのは間違いない。
そもそも、オペレーション・メテオまでのタイムリミットは迫っていて、トールギスも未完成のままで俺の空間倉庫の中に入っている。
まぁ、未完成といっても、昔に完成した機体ではあるのだから、実際にはオーバーホールをするという表現が正しいんだろうが。
ともあれ、オーバーホールをするにしても、量産型Wやバッタじゃないんだから今日頼んで明日もう出来てましたなんて風にはならない。
どうしてもある程度の時間は必要とするだろう。
そうである以上、出来る限り早くハワードと接触をするのがいいのだが……
いや、ここで無理を言っても仕方がないか。
そもそも、今の時点でマフィア達にはかなりの無理をさせている筈だ。
これ以上の無理をさせるような真似をすれば、必ずどこかでヘマをする。
トールギスに関しての行為だけに、ヘマをしてスペシャルズやロームフェラ財団辺りに見つかるような事になってしまえば、最悪サラマンダーやミロンガ改、ニーズヘッグといった機体を出す必要が出てくる。
そうなれば、折角今日まで殆どスペシャルズや連合軍に注目されないようにしていたのが、台無しになる。
そう考えると、やっぱりこっちとしては慎重に動いて貰うのが一番か。
ただ、ハワードに会う前にやっておくべき事もある。
「そうか、分かった。じゃあハワードと接触は出来る限り早めに……けど、無理をしない程度で頼む。それと、MS運搬用のトレーラーを用意してくれ」
「それは……少し難しいですね。推進剤の類であれば、消耗品だけに幾らでも誤魔化しは聞きますが、物がMS運搬用のトレーラーとなると……」
出来ない事もないですが……と言葉を濁す男。
何を言いたいのかというのは、すぐに分かった。
まぁ、ここまで俺達を厚遇していたのは、あくまでも向こうの利益になると判断していたからだ。
つまり、最初に見せたダイヤの類を目当てにしたものだったのだろう。
それに、実際MS運搬用トレーラーのような物を用意するのは難しいという一面があるのも事実だ。
連合軍との繋がりがあっても、それだけでどうにか出来る……という訳ではないのだろう。
俺も向こうにただ働きをさせるつもりはないし、ある程度の報酬は前払いする必要があるか。
ポケットへと手を入れ、男
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