進路指導のウィザード
会談終了後の様子×邪龍に関する情報
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
会談が終わって吸血鬼が去った後、俺とギャスパーは何とかなったな的な感じで息を吐いた。久々に創造神黒鐵と闇ギャスパーの力が出たが、あれが幻術で俺らの力を出して居ない事に気付いているのもCB側だけ。堰を切ったかのようにゼノヴィアがテーブルを叩く。
「・・・・相変わらず、吸血鬼とは好きになれない・・・・!だが今回は一真のお陰で怒りは収まった、礼を言う」
「昔の貴女なら、デュランダルで斬りかかった所ですね。よく我慢しました。成長しましたね」
俺らの後ろで明らかに敵意のあるオーラ出してたが、生憎と俺らの方が強かったので身に纏わせていた質が違う。シスター・グリゼルダがカップに口付けた後、ゼノヴィアを褒めた事で頬を赤く染めていた。悪魔側ならゼノヴィアの最もな意見であり、嫌味と変なプライドの塊だったとしても想定外な俺と覚醒した闇ギャスパーのお陰で少しは好きになるだろう。
「流石は私の婚約者であり、非常に想定内の事だったので私達は冷静に居られました。と言うよりアレがただの幻術だと知っているのは私らCB側だけですね」
「何だと!あの覇気に怒気と殺気、それと闇のオーラ全体が幻術だと言いたいのか?有り得ん、リアス達なら兎も角として俺までもが幻術に掛かるなどと!」
「やはりアザゼルでも気付かなかったか。アレはエクスカリバーの力を増幅させてフィールド全体に掛けた訳だ・・・・お前らに分かりやすく言えば聖剣エクスカリバーの夢幻を使った訳。実際は俺とギャスパーは冷静に居ただけだ。なあ闇ギャスパー」
《おうよ、一真の旦那によって偽物のオーラを視させた事で俺本来の力を出す事なく済んだぜ》
「なるほどな。そこまで計算していての幻術を掛けられた結果、見事に引っ掛かった俺らは神の怒りと言う偽物の覇気・殺気に当てられた訳か。それよりあの書面には連絡用魔法陣を織り込んでいるらしいが、恐らく数日には連絡が来る事だろう。こちらには始祖神と言われた神様が居るし、本来の協定ならばギャスパーを行かせる事となるが何か策があるんだろ?」
俺が策無しでここまでする訳がないし、ギャスパー自身が外交カードにされてしまったとしてもこちら側なので何も問題無い。和平へのテーブルに付こうとする吸血鬼の申し出を断る事も出来るが、ギャスパー一人での条件で吸血鬼カーミラ側と休戦に出来ても意味がない。何ならこっちから停戦協定をし、三大勢力への仲介役をする事を約束するからな。
「策が無い訳ではないが、ギャスパー本人がヴァレリーを助けたいと思うのなら俺らは喜んで動くだろう。何せギャスパーの恩人であり、彼女のお陰で城から抜け出してここまで至る」
「私はヴァレリーを救いたいですし、吸血鬼の世界に行きたくありませんがヴァレリーを助けます!今は優しい主や頼れる先輩が居て、一緒に活動出来る
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ