第二幕その六
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「行ってらっしゃい」
「ええ、私達はウィンキーに行って」
「私達はマンチキンに行きます」
オズマとナターシャがそれぞれドロシーに応えました。
「そしてその間はね」
「待っていて下さいね」
「そうするわ、じゃあ早速」
ドロシーはにこりと笑ってです、今度はトトに言いました。
「お仕事の用意をしましょう」
「うん、ジュリアに聞いてね」
「あの娘は王宮のことなら何でも知ってるから」
「お仕事のことも教えてくれるからね」
「だからね」
「まずは、だね」
「ええ、あの娘とお話をして」
そしてというのです。
「どうしてやっていくか決めましょう」
「そうしようね」
「まずは事前の打ち合わせよ」
お仕事をするにあたってこのことが大事だというのです。
「あらかじめ何をするのかわかっていればすぐに動けるし」
「動きもスムーズだしね」
「いいからね」
「だからだね」
「まずはジュリアにお話を聞きましょう」
「ベッツイと一緒にね」
「ええ、ベッツイも呼んで」
ドロシーと一緒に王宮に残ることになる彼女と、というのです。
「そうしましょう、ただもうベッツイは戻ってるのかしら」
「ベッツイが戻るのは明日よ」
「そうなの」
「だからまずは貴女が聞いてね」
「次にベッツイが聞くのね」
「そうすればいいから」
「だからね」
まずはというのです。
「そうして三人でやっていってね」
「わかったわ」
「あとチクタクもいるし」
彼もというのです。
「今はギリキンに行ってるけれど」
「明日戻ってくるわね、チクタクも」
「そう、だからね」
「チクタクにも助けてもらって」
「やっていってね」
「一人で無理な時は皆でやる」
「それが大事だからね」
かかしと木樵がまた言ってきました。
「三人寄ればというしね」
「皆でやっていけば余計にいいよ」
「ドロシーはそうしたことも出来るからね」
「安心してやっていってね」
「ええ、じゃあまずはジュリアにお話を聞くわ」
こう言ってでした、そしてです。
ドロシーは早速王宮で留守を守る用意をはじめました、そのうえでウィンキーに行くオズマ達とマンチキンに行くナターシャ達に挨拶をしました。
ナターシャ達はビリーナの案内を受けつつマンチキンにある彼女の国へ行く道を歩きはじめました。その道中で。
トロットがです、皆に言いました。
「魔法のテーブル掛けは私が持ってるから」
「だからですね」
「食べることはですね」
「何の心配もいらないわ」
そうだというのです。
「あとテントも持ってるから」
「だから安心して旅をしよう」
キャプテンも皆に言います。
「今回の旅も楽しくな」
「やっていきましょう、それと」
さらに言うトロットでした
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