第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
Change5:偽りと伝説〜The change that started〜
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遥か昔、まだ人間の文明では18世紀頃、三つの大きな勢力が戦争をしていた。
天使、堕天使、悪魔この三つの勢力がそれぞれの主張のもとに争っていたのだ。
戦争の始まりは悪魔と堕天使の小さな領土争いだった・・・・・
しかし、争いは急激に肥大化し果てには、悪魔と堕天使の全面戦争が起こっていた。
そして、その争いを止める名目で天使の勢力が武力介入を行い、三大勢力の全面戦争に発展してしまったのだ。
そして戦争が泥沼の状況になっていた頃、三大勢力が思ってもいない事態が起きてしまっていた。
かつて、この世界で強者の部類に属していた龍、三天龍と呼ばれる龍達が三大勢力の戦場に現れてしまったのだ。
赤 龍 帝ドライグ
白 龍 皇アルビオン
歌 龍 姫レイエル
突如としてこの三天龍が激突し戦場を混乱に陥れていた。
三大勢力はこの状況に危惧し、戦争を一時的に終結させ、三天龍を神 器に封印しようと団結した。
しかし、力の塊と称される三天龍に圧倒的に窮地に追いやられてしまい、当時封印に向かった、四大魔王、四大熾天使及び聖書の神、グリコリの四人の堕天使の幹部達が、大打撃を受けてしまい、この世の終わりと誰もが確信していたとき、三天龍と三大勢力の間に一人の戦士が舞い降りたのだ。
白き装甲に緋色の装飾を纏った戦士が立っていた。すると戦士は三天龍に攻撃を始めていたのだ。緋き結晶を操りながら。
満身創痍の三大勢力は三天龍と戦う戦士をまるで救世主を見るような目で見ていた。戦いは明らかに謎の戦士が不利に見えた。しかし戦士は三大勢力の常識を覆すような戦いを見せ、圧倒的な力で三天龍を倒したのだ。
そして謎の戦士は忽然と消えてしまい。それ以来姿を表す事はなかった。
そして三天龍は無事、神器に封印されて戦争は一時の終結を迎えた。
三大勢力はかの戦士を英雄と称え、感謝と尊敬を込めてこう呼ぶことにした。
“緋き結晶の英雄“と・・・・・・・
「あら、緋き英雄伝説を読んでいるのね。」
読み終わると同時にリアス部長は話しかけてきた。
「ええ、昔に起きた事を少し勉強したいと思いまして。」
「私もよく読んでるわ、会って見たいわね。緋き結晶の英雄にね」
「でも、もう100年以上前の話ですからね」
「そうよね。そういえばシンちょっと手伝って欲しい事があるから少しいいかしら?」
「はい解りました、リアス部長。」
俺は読んでいた本を片付けてリアス部長の手伝いに向かった。
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