ガンダムW
1517話
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ゆる大人買いをして、それを空間倉庫に入れておくし。
中では時間が止まっているので、いつでも出来たての料理を食べる事が出来る。
こんな万能なものがあるのに、わざわざ料理を覚えたりはしない。
そもそもの話、俺にとって料理というのはあくまでも趣味というか、味を楽しむものだ。
栄養の摂取とかは、魔力生命体の俺には必要がない。
勿論俺が食った物はすぐに俺の中で魔力に変換されて吸収されるので、決して無意味な訳ではないのだけど。
「アクセル? 格納庫にいないと思ったら、ここにいたのか」
「綾子も匂いに惹かれてやってきたのか?」
「まあね。凛の料理は悔しいけど美味いし」
「……綾子、あんたもカレーとかの鍋物以外にも料理を作れるようになった方がいいわよ? アクセルの下に行くのなら、向こうでは間違いなく強敵ばかりなんだから」
「いや、強敵ってな。別に戦う訳じゃないんだが。俺としては、仲良くやって欲しいんだけど」
凛の言葉にそう告げるが、実際にレモン達に会えば仲良くやっていけるだろうという思いはある。
俺の本能が関係しているのか、惹かれる女はその辺が我が儘だったりしないんだよな。
……正直、これは複数の恋人と一緒に暮らしていく上で、かなり重要な要素だ。
自分が自分がといった風な性格の持ち主がいると、間違いなく揉め事が起きるだろうし。
ただまぁ、この辺はやっぱり毎晩のように皆が揃って裸の付き合いをしているというのが大きいんだろう。
自分の全てを見せて、見せられて……更に肌を重ね合わせれば、どうやってもお互いに情が湧くのは当然なのだから。
「はい、出来上がり。じゃあ、そろそろ食べましょうか」
麻婆豆腐を始めとした料理を作り終わり、凛がそう告げ……こうして俺達のこの基地での生活は始まりを告げるのだった。
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