ガンダムW
1517話
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はリーオーと似たようなものになっている筈。
勿論空を飛べるMSである以上、その辺の操縦方法は違うだろうが……それを練習するには、実際に空を飛ぶ必要がある。
結局エアリーズの操縦は諦め、リーオーの操縦を暫くの間続け……格納庫を後にする。
基地と一言で言っても、それなりの広さがある。
勿論有名所のような巨大な基地と比べると小さいのだが、それでも人が3人いるだけだと考えれば、間違いなく大きい。
MSの操縦訓練を終えた俺は、そんな基地の中を歩き回る。
拠点……というか、寝室という事にしたベッドのある部屋に影のゲートで戻っても良かったのだが、一応暫くこの基地が俺達の本拠地になるというのは間違いのない事実。
そうなると、やはり周囲の様子を見て回る必要はある。
この基地に案内していたマフィアの男に一通り施設の紹介はして貰ったが、それはあくまでも一通りだ。
また、スライムを使って盗聴器や盗撮カメラの類を探ったので大体の構造は分かっているが、それでもやはりこうして直接見て回るというのは大きい。
そんな風に見て回っていると……不意にいい匂いがしてきた。
食欲を刺激する香りに誘われるように、移動すると、やがて到着したのは食堂と思しき場所。
ここまで来れば、何故そのような匂いがしたのかを理解するのは難しい話ではない。
漂ってくる香りが中華の香りだというのを考えれば、誰がそこで料理をしているのかは明白だった。
食堂の中にある厨房へと顔を出すと、そこでは予想通りに凛が中華鍋を振るっていた。
中華鍋の中を踊るのは、麻婆豆腐。
刺激的な辛さを持っているのは、俺の目から見ても明らかだ。
Fateの麻婆豆腐と言えば、色々と曰くがあるのだが……少なくても凛が作っている麻婆豆腐は、普通に食べられる代物なのは間違いない。
厨房の入り口から顔を出している俺に気が付いたのだろう。凛は笑みを浮かべて口を開く。
「もう少しで料理が出来るから、待っててちょうだい。聖杯戦争の頃に比べれば、私も料理の腕が上がったんだから」
「それは嬉しいし、ありがたいけど……電気が通っている以上、ガスとかそういうのもあるのはともかく、よく料理の材料があったな」
「ああ。それなら冷蔵庫の中にしっかりと入ってたわよ。勝手に使うのもどうかと思ったんだけど、一応現在この基地は私達が借りてるんでしょ?」
「……冷蔵庫に食材?」
本当にここがマフィアの隠し倉庫……もしくは隠れ家なのかどうか、微妙に怪しくなってきたな。
勿論この基地を使う時、腹が減ったら何かを食べたくなるから食材の用意をしていてもおかしくはない。
もしくは、何か必要があって隠れる時とか……いや、それなら豆腐とかの生鮮食品をそのままにしておくというのはおかしいか。
ともあれこ
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