2章戦闘校舎のフェニックス
2章3話山での合宿、修行、夕食ときたら露天風呂
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、一旦引いて戦術を立て直すことができるからな
「逃げるって・・・そんなに難しいんですか?」
イッセーの質門に部長は頷く
「ええ、もちろんよ。もしも実力がかけ離れている相手に背を向ければ、殺してくださいと言っているようなものよ。そういう相手から無事に逃げられるのも実力の一つよ。イッセーとアーシアには、逃げ時も教えないといけないわ。もちろん、面と向かって戦う術も教えるから覚悟なさい」
「了解っす」
「はい」
イッセーとアーシアが同時に返事する。すると、部長は今度は朱乃さん、祐斗、小猫ちゃんの方を見て3人に尋ねる
「さて、じゃあ、朱乃に祐斗、小猫、イッセー、アーシア、アレンと修行してみてどうだった?」
「ええ、正直かなり参りました。彼の剣術は僕よりも上で、さらに剣速も僕よりも早いです。それでテクニックタイプかと思えば、パワーも秀でている。まさにオールラウンダー、敵としては一番厄介です」
「・・・私も攻撃が当たったとしてもその全てが受け流されて、しかも一瞬で私はやられました。」
「魔力量も私よりも多いですわ。これだと魔力の打ち合いをしたとすると、私は瞬殺ですわ」
「俺なんか相手にされなかったです」
「神器の理解と説明がすごかったです」
皆は俺と一緒に修行した感想を言っていく
「そうね、このメンバーの中ではアレンは頭一つ、いや、二つも三つも超えているわ、戦闘センスはもちろんのこと、いかなる状況にも対抗できるような卓越した技術そして、回転の早い頭脳による見極めに、戦術も・・・正直アレンはかなり完成されているわね。一体、どんなことをしたらそんなに強くなれるのかしら?」
「・・・ただガキの頃からがむしゃらに体を鍛え続けていただけですよ、それより、今はライザーに勝つことが一番です。俺のことよりもそのことについて考えましょうよ」
そうだな。戦いは十日後なんだ。今は余計なことを考えるな
「そうね。なら食事を終えたらお風呂に入りましょうか。ここは温泉だから素敵なのよ」
ーーーッ!?温泉、だと!?
マジか!!温泉に入るのは久しぶりだ。
ふと、イッセーの方を見ると、あいつは今までの疲れが全く見えずにむしろ生き生きとしていた
ーーーって、おい、あいつまさか覗きでもするつもりか?
「僕は覗かないよ、イッセー君」
「俺もだ」
「バッカ!お、お前らな!」
俺と祐斗の言葉にイッセーは慌てるが、部長はその様子を見てクスッと小さく笑う
「あら、イッセー。私たちの入浴を覗きたいの?なら一緒に入る?私は構わないわ」
部、部長おぉぉぉぉ!?
あんた、何言ってんだ!?年頃の女の子がそんなこと言っちゃダメだろ!?
「朱乃はどう?」
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