18. 開戦 そして再会 〜電〜
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だが……
「先程の正確無比な観測射撃……この威圧感……面白いッ……!!」
「なんだと?」
「貴公、良き敵と見た! ならば、このロドニーと斬り結んでいただこうか!!!」
ロドニーさんは震える左手で兜のバイザーを閉じていたが、その瞬間、確かに口角がつり上がってニヤリと笑っているのが見えた。バイザーを閉じたその直後、ロドニーさんは突然に砲撃し、その直後戦艦棲姫さんの隣にいた戦艦ル級の艤装が爆発していた。
「……貴様ッ! 無駄に命を散らせたいか!?」
「さぁ……戦の時間だ……ッ!!!」
そして私は見てしまった。見つけたくないものを見つけてしまった。
「……」
「!?」
今までは山積みになった資材の陰に隠れて見えなかったが……
「集積地さん……」
「……イナズマか?」
十数人の子鬼さんに囲まれ、集積地さんが小島で静かに佇んでいた。彼女はダサい抹茶色のジャージを艤装の下に着こみ、その胸には『しゅうせきち』と書かれた名札が貼り付けられていた。
司令官さんを信じてここまできたけれど……やっぱり本人を見るとダメだ。
電は、こんな風に集積地さんと再会したくはなかったのです……。
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